猫を飼う歴=年齢のワタクシ。自分の洋服に猫の毛がついていない日はない人生を送っていますが、それでも悩みはあります。
先日友人から相談された悩み、
「「突然野良猫が迷い込んできたんだけど、今から完全室内飼いにできるかな?」
ということ。これは本当に悩みます、答えはケースバイケース。
一般的に外の暮らしを知ってしまった猫は、室内飼いにするとストレスが溜まって返って可哀想だと言われています。地域猫を避妊・去勢した後、飼い主を募らずに元のいた場所にリリースするのはそういった根拠からでしょう。
しかし、秘策はあります。今まで一度も家猫になったことがない野良猫を室内飼いにすることはできます。ご紹介しましょう!
■室内飼いにできる野良猫とは
今まで見たことがない猫、いわゆる「迷い猫」と「生後まもない子猫」の場合は、完全室内飼いができる可能性はかなり高いでしょう。
なぜならこの2つの場合の猫はどちらも「自分の縄張りを確立できていないから」です。猫はどんな場所でも必ず「自分の縄張り(餌場)」と「安全な寝場所」そして「安全なトイレ」を必要とします。
別に野外でも室内でもこの3つが確立されているなら猫は安心して暮らします。今まで外で自由に暮らしていた猫でも、家の中にこの3つがあれば、わざわざ危険な外に出て寝ようとかオシッコをしようとは思いません。
室内飼いにできる野良猫とは、「迷い猫」と「子猫」そしてもう一つ、「遠くで保護した猫」なら室内飼いにできるでしょう。
今までいた環境からガラッと変わったということは、今までいた縄張りをリセットしたということ。室内がこれから自分の新しい縄張りになったと自覚し、安全な寝場所やトイレを探すはずです。
飼い主が十分快適な環境を与えてあげさえすれば、今まで外で暮らしていた成猫でも比較的すんなり溶け込めるはずです。
■室内飼いにできない野良猫とは
それに引き換え、どうしても室内飼いにできない野良猫もいます。それは、
「すでに家の周りを縄張りにしていた野良猫」
です。
室内に閉じ込めても、窓から今までの自分の縄張りが見え、窓から匂いを感じた場合、猫は何としても家から脱走しようとするはず。これはかなり完全室内飼いにするには大変です。
この場合はどうしてもこの猫を完全室内飼いにしたいなら、遠くに住んでいる友人に引き取ってもらうか、飼い主自身が引越しをするしかないかも知れません。
猫にとって縄張りはとても大切なので、それぐらい思い切ったことをしないと難しいと思います。
いかがですか。猫飼いさんなら悩んだことがあるかも知れない、
「迷い込んできた野良猫を室内飼いにする方法」
答えは「迷い猫」と「子猫」そしてもう一つ、「遠くで保護した猫」なら可能性はあるかも知れません。もちろん
「飼い主さんの努力と愛情」
という可能性もあります。頑張って下さいね!