そろそろ暖かくなる季節。気温の変化が激しくなる時期は、「キャットフードの保管」に気を使いますよね。
あなたは「賞味期限」を正しく理解していますか?
キャットフードの袋の表示を見て、賞味期限が過ぎていなければ
「まだ大丈夫」
と思うのは早計です。
■キャットフードの正しい「賞味期限」とは
キャットフードの袋や缶に記載されている「賞味期限」は、未開封できちんと保管された状態である製品の味と栄養を保証する期間です。
一度開封してしまったら、この賞味期限は記載された期限とは関係がありません。開封後のキャットフードの中身の期限は、ドライフードで約1ヶ月程度、ソフトタイプなら2週間、ウェットタイプなら1~2日を目安にすると良いでしょう。
できるだけフードは「小分けタイプ」か「食べきりタイプ」の少量の分量の袋がオススメ。よほど多頭飼いでない限り、安いから、お買い得品だからと大きな袋で買うと、時間がたつにつれて鮮度が落ちて猫の食いつきが悪くなってしまうかも。
■鮮度を維持するフードの保管のポイント
なるべく最後まで新鮮なまま猫にフードをあげる場合は、下記の方法を試して見て下さい。
①密閉容器に乾燥剤と一緒にいれる
涼しい台所の棚で保管する場合、タッパーや瓶の中に乾燥剤も一緒に入れておくと湿気対策になって安心です。なるべくきっちりと密封できる容器がオススメです。
②小分けにして冷凍庫で保存する
ちょっと面倒なやり方ですが、鮮度維持と栄養を損なわないためには「冷凍」が一番。ジッパーなどのビニール袋で小分けに保存する場合は空気をしっかりと抜いて冷凍しましょう。
愛猫が食べる1回分ずつ小分けに解凍し、あげる場合は自然解凍で「完全に常温になるまで」は袋を開けないことが鮮度を維持するポイントです。
③冷凍の匂いがついたフードはトッピングを
猫は嗅覚が人の6倍も優れているといいます。冷凍保存したフードは、しもしかしたら神経質な猫の場合は食いつきが悪くなってしまうかも。
そんな時は少し温めたウェットフードを混ぜたり、お茶っぱを入れる使い捨てパックに鰹節を入れ、鰹節の香りがフードに移るように保存袋にフードと一緒に入れておいても良いでしょう。
ただし鰹節は猫にとっては塩分過多になってしまうので、鰹節をフードに混ぜる場合はほんのひとつまみ程度にとどめて下さいね。
いかがですか。キャットフードの賞味期限、意外に誤解していた人が多かったのでは?猫にフードをあげる時は、「賞味期限」と「保管場所」が大切です。猫の手がとどく戸棚にしまう場合は、取っ手の両側を丈夫なゴムなどを巻いておくと「盗み食い」防止になります。
キャットフードは開封したらできるだけ早く食べさせてあげて下さいね。