道端で猫と遭遇した時。その猫が、
「野良猫か飼い猫か」
見分ける方法があります。あなたは知っていましたか?
飼い猫の場合、お腹が空いていれば、人間に向かって
「にゃ~ん」
と可愛く鳴く可能性が大。そして野良猫は、決して人間に対して鳴いたりはしないはずです。
猫はもともと仲間同士でも鳴き声を出してコミュニケーションは取りません。猫が鳴くのは子猫時代に母猫を呼ぶ場合と、発情期のごくわずかな時だけ。
今回は野良猫と飼い猫の最大の違い、飼い猫と飼い主の絆の深さについて調べてみました。
■飼い主と絆が強いと猫は「子猫」気分が抜けない
野生の猫は成長すると母猫から追い出されてしまいます。本当はまだ甘えていたいのに、母猫に威嚇されて仕方なく独立するのです。
しかし飼い猫の場合は、飼い主がいつまでもそばにいて可愛がってくれます。悪くいえば、猫の大人になる機会を奪い、子猫気分のまま成長させてしまうのです。
果たしてそれが猫にとって幸せかどうかはわかりませんが、飼い猫は大きくなっても子猫のような行動を取るのはそのせいだと言えるでしょう。
■猫が「子猫気分」の時の行動とは
猫がこんなことをするときは、完全に飼い主を「母猫」もしくは「兄弟猫」だと思っているかも。子猫モードになっている証拠です。
●突然噛み付く:子猫同士の「遊ぼうよ!」のサインは突然相手に噛み付いたりじゃれたりすること。飼い主の手にいきなり噛み付くときは、遊びたい合図ですから、猫じゃらしなどで遊んであげると喜びます。
●飼い主の後をついて回る:飼い主が何かをしている後ろをついて回る行為は、子猫同士の「つるみグセ」です。兄弟猫のうち、誰かが何かを始めたら、みんなで参加するのは子猫の特徴です。
●よく鳴く:病気や怪我ではないのに、意味もなく鳴いているときは、母猫に甘えたい子猫モードの時です。
子猫は母猫に「ここにいるよ」と知らせたいときにもよく鳴きます。成猫が飼い主に向かってかわいい小さな声で鳴くとしたら、それは「甘え鳴き」。何かやってほしいことがあるのかも知れません。
■猫の知能はどれくらい?
いつまでも子猫気分の飼い猫。しかし知能は犬とほぼ同じくらいです。体重に対して脳の重さを調べる「脳化指数」ですが、この値が高ければ知能が高いと言います。
人間の脳化指数は平均0,89ですが、犬は0,14、猫は0,12とほぼ変わりません。知能は犬と変わらないのに、猫はなぜ人間の言うことを聞かないのか?
それは猫が「やりたくないから」。猫はあくまでも自分が主体。犬のように飼い主を喜ばそうとして行動することはあまりないようです。。。
しかしそこがかわいい!と萌える飼い主もいますから、飼い主と猫の絆は、今後ますます深くなるかも知れませんね。