なぜそんなに見つめるの…?
パソコンから顔をあげ、ふと視線を感じた先を見ると、ほぼ必ずそこには愛猫の姿があります。
なんというか、それは決して「愛する飼い主」を優しく見つめる視線ではありません。どちらかというと「出来の悪い部下」を監視するような眼差し。
私をじっと見つめ、そのまま瞬きをしてくれることもあれば、猫じゃらしが入ったバッグと私を交互に見つめ、
「そろそろ遊びたいのじゃよ」
と無言の圧力をかけることもあります。お腹が空いていれば、近づいてきてパソコンを踏みつけながらグリグリと頭突きをしてきます。
どうしていつもそんなに「偉そう」なの。果たして私は猫に愛されているのだろうか?そんな疑問が頭をよぎる今日この頃。そもそも、
「猫に愛される飼い主」
とは一体どんな人なのでしょうか?
今回はキャットシッターさんなど、たくさんの猫と関わる仕事をされている方の意見を参考にした、猫に愛されるための「猫と飼い主の5つの約束」をご紹介しましょう。
■猫に愛されるための5つの約束
①自分の好みよりも猫の好みを優先する
トイレはリビングに置きたくない、と飼い主が思ったとしても、猫がリラックスしてリビングのある場所で度々粗相をしていたなら、そこに猫のトイレを置くべきです。
猫は割と神経質。自分のこだわりを強く持っている動物です。トイレの場所、フードの味にはこだわっている猫がほとんどなのではないでしょうか。
猫に愛される飼い主になりたいなら、何と言っても「自分の好みよりも猫の好みを優先する」ことが大切です。
②猫に構い過ぎない
猫が好きすぎるあまり、1日に何度も写真を撮ったり、猫の名前を呼んで構いたがったり。
猫と快適に暮らしたいなら、猫と「付かず離れず」のあっさりした関係の方がうまくいきます。
あなたが猫に近づくよりも猫の方があなたに近づいてくるのを待った方が良いでしょう。
③大声で叱らない
猫は大声が大嫌い。男性よりも女性の方が猫は好きだと言われる理由は、「声のトーン」にあると言われています。
猫はちょっと高めの落ち着いた声が好き。それにニンゲンに大声で叱られても、おそらく猫はなぜ飼い主がそんなに怒っているかわからないはず。
猫に体罰はもちろんですが、大声で叱らない飼い主であることも大切です。
④無理やり抱っこしない
猫はあまり抱っこが好きではないといいます。もともと自立して野生で生きてきた猫。体を拘束される「抱っこ」されることは不安を感じるのかも知れません。
猫が嫌がっているのに無理やり抱っこをする飼い主は愛されないと思った方が良いでしょう。
⑤猫が寝ているときは触らない
猫は1日15時間以上寝ている動物だと言われていますが、大半の睡眠はうとうとしているだけ。ぐっすりと眠る時間はごくわずかだといいます。
猫が体を丸めてぐっすりと熟睡しているときは、触りたくてもそっとしておいてあげましょう。
いかがですか。この5つの約束。もちろん猫によって好みがありますから、一概にはこれが正しいとは言えません。自分の愛猫に当てはまる部分だけカスタマイズしてみてくださいね。