朝起きて何気なく床を見ると、何やらカラフルなゴミクズが。
???と思って拾い上げると、最近買ったばかりの猫じゃらしの先端についていたマスコットの切れ端。半分噛みちぎったようです。
昨日遊んだ後に片付けるのを忘れた!後の半分はどこ?もしかして食べちゃったのかも。。。
猫の誤食。あなたは経験ありませんか?ちゃんと片付けているし、と思っても油断はできません。ソーセージのフィルム、粉末出汁の袋、お刺身が入っていたトレーなど、猫はご馳走の「匂い」がついているものに敏感です。
もしかしたら、あなたが気づかないところで、愛猫が誤食している可能性もあります。
ペットと暮らしていると、かなり高い確率で起こりそうなトラブルが『誤食・誤飲』。飼い主も驚きますが、猫だって苦しいはず。
今回はもし異物を食べてしまった時の猫の助けて!のサインと応急処置の仕方をご紹介しましょう。
■猫の誤食の時に見られる代表的な症状とは
●吐こうとして吐けない
猫の嘔吐はよくありますが、誤食した場合も異物が胃を刺激して嘔吐する場合があります。この場合は吐こうとしても吐けないかも。体内で誤食したものが詰まっているかもしれません。何度も繰り返しても嘔吐物が出ない場合は病院へ連れて行った方が安心です。
●お腹を触ると痛がる
食べたものが詰まっていると、チクチクとお腹が痛い時があります。お腹を触ると痛がる場合は猫の誤食か誤食以外の病気の可能性もあります。
●下痢をする
猫の下痢は誤食が原因ではない場合もありますが、誤食したものが腸の粘膜を傷つけている可能性もあります。下痢が続くと脱水症状になる恐れもあります。
●食欲がない
誤食したものがお腹に詰まっていると猫の食欲にも影響します。いつもよりも元気がない。ご飯を食べない、そしてお腹を触ると痛がる、となると要注意です。
しかし、猫は誤食しても食欲がある場合もあります。猫の様子をじっくり観察してください。
●動きが鈍い、いつもと違う
いつもしなやかにスタスタと歩く愛猫が、フラフラ、ヨロヨロしていたら大変です。誤食の中でも、洗剤や人間のサプリメントなど、薬品類を誤食してしまった可能性があります。
苦しそうに鳴いたり、ヨダレを流すなど、いつもと違う行為を猫がしているときは、何かあるはず。すぐに病院へ連れて行きましょう。
■猫がよく誤食してしまうものリスト
猫によっては、繰り返し「同じもの」を誤食する場合があります。子猫時代に誤食して歯ざわりか何かが気に入った場合、成猫になってもついついそれを誤食してしまうかもしれません。
猫の誤食を防ぐには、その物を飼い主が猫が届かない所に保管するしかありません。
猫がよく誤食してしまうものリストは、
・輪ゴム、ひも
・ビニール類
・猫のおもちゃ
・首輪についている鈴などのアクセサリー
・お気に入りの毛布などの布類
・猫が気になる匂いがついたゴミなど
などです。
いかがですか。猫の誤食は飼い主が気をつけることで防げます。特に「猫のおもちゃ」は遊んだらすぐに片付ける習慣をつけると安心です。