とっても機嫌よくゴロゴロ言っていたのに、突然ガブリ(泣)
猫の気持ちは本当に「猫の目」のようにクルクルと変わりますよね。猫の飼い主さんに、
「猫について、何か悩みはありますか?」
と聞かれたら、猫の「爪とぎ」や「マーキング」の次くらいに、この猫の「噛み癖」がランクインするのではないでしょうか。
■猫が甘噛みする理由とは
猫の甘噛み。これには色々な理由があります。一つは猫が本来持っている「狩猟本能」にいきなりスイッチが入ってしまうこと。これは猫はほとんど反射的にやってしまう行為なので、猫に悪気は全くありません。
もう1つは離乳後の授乳した時の感覚が蘇って行ってしまうもの。これは母猫から生後間もなく引き離された猫に多いかも知れません。
そして最後は何らかの「ストレス」による甘噛みです。何らかの病気、飼い主に撫でられて不快に感じた場合や何か非常に気になるものがあってイライラしている時など、ストレスのはけ口として飼い主の手を襲う場合があります。
■猫の噛み癖への対策法とは
猫の噛み癖。たかが猫、とは言えません。何しろライオンの親戚です。猫が本気で噛み付くと、簡単に指に穴が空いてしまいます。
猫の噛み癖を予防するには、1番のポイントは
「噛まれても無視する・その場を離れる」
ということ。決して「痛い!」とか「やめて!」と大声をあげたり、猫を叱ってはいけません。(特に猫のしつけに暴力は絶対にダメです。)
でも実際に噛まれると、絶対
「痛い~~~~~~~!」
と叫んでしまうはず。思わず憎しみを込めて愛猫を見つめてしまいますよね。
そんな飼い主さんに、私が行っている方法をご紹介しましょう。
愛猫にいきなりガブリとやられたら。私はすぐに
「掃除機をかける」
ことにしています。無言で掃除機を取り出し、猫への恨みと噛まれた痛みを掃除機に吸い取ってもらうイメージで、ガーガーと部屋を掃除します。
この方法が果たして良いのかどうかはわかりませんが、
猫に噛まれたら無言で立ち上がって掃除機を掴む、という行為を繰り返していたら、
気がつくとここ最近、愛猫に噛まれる頻度が減った気がします。(もちろん私が噛まれる瞬間に危険を察知できるようになったことも大きいと思います。)
愛猫カイトと暮らして今年で8年目。気がつくと腕にいつもあった引っかき傷も減りました。
しかし猫のストレスが減ったか?と聞かれるとかなり微妙です。
猫の噛み癖、これは成猫になっても頻繁にやるようなら、何らかの問題を抱えているのかも。
たかが噛み癖、と思わず、一度病院を受診して、先生に相談されると良いでしょう。もしかして猫が何らかの病気になっていて、体に触れると痛い部分を飼い主が毎日撫でていたから、ということも考えられます。
猫は病気を隠す動物です。少しでもおかしい、と感じたら、獣医の先生に相談してみるのが一番の解決策ですよね。