愛猫といつまでも元気に暮らしたい。(社)ペットフード協会のまとめた統計によると、飼い猫の平均寿命は15.7歳。完全室内飼いの猫の寿命は今後ますます伸びると言われています。
20歳の長寿猫だって珍しくない昨今、愛猫の健康は飼い主の腕次第かも知れません。愛猫が長生きするために、飼い主が普段からできる簡単な猫のヘルスチェックの方法をご紹介しましょう。
■健康手帳をつけていますか?
猫は具合の悪さを隠す動物。ご飯をモリモリと食べていても、元気に猫じゃらしに飛びついていても、本当に健康かどうかはわかりません。
猫の健康は毎日一緒に暮らす飼い主にしか把握はできません。しかし、普段から猫の「健康手帳」をつけておくと、万が一の時にとても役に立つのです。
突然の災害や緊急事態。猫を動物病院へ運ぶ時、あなたがいなくても健康手帳があれば獣医の先生が診察する時の参考になります。
被災して別々の場所で暮らさなければならなくなったとき、あなたの代わりに世話をしてくれる人に、健康手帳を渡すことで、口頭では伝えきれない今までのデータを伝えることができるのです。
愛猫の体重、体温、呼吸数、年齢、好きな食べ物、好きな遊び、そして今までの病歴などを、ぜひ健康手帳を作って記録しておきましょう。
■定期的に動画を撮ろう
猫の食事の量、飲水量、そして尿やウンチの色など、定期的にスマホで動画を撮っておきましょう。猫の普段の状態を知ることは、異常が起きた場合にすぐに変化を知るきっかけになります。
何より猫を病院へ連れて言った時に、病気かどうか、獣医の先生に見せて判断を仰ぐこともできます。
毎日健康手帳を記録するのが面倒、という場合でも、スマホで愛猫を動画撮影することは、飼い主にとってもとても楽しい作業のはず。猫の成長記録としても楽しめますよね。
動画撮影では、猫の歩き方や姿勢、被毛の状態も記録できます。あれ、おかしいな、という些細な変化をチェックするとき、昔撮影した動画と見比べることで猫の体調の変化に気がつくことができるでしょう。
いかがですか。猫好きさんがやっていそうでやっていないのが「猫の健康手帳をつける」ということ。実は私もやっていませんでした。この健康手帳、動物病院によっては無料でくれる病院もありますし、ネットなどでも売られています。
スマホアプリで管理するのもアリかも。でもその場合はデータのバックアップを取ってパソコンなどに保存しておくと良いでしょう。万が一スマホを無くした時も安心です。
猫の成長はあっという間。人間のおよそ5倍のスピードで成長してしまう愛猫。せめて最後まで楽しく、病気にならずに天寿を全うして欲しいですね。