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運命の相手は猫だった…。クリスマスに聞いた猫との不思議な恋愛話



「僕はね、ずっと猫と結婚してたんだよ。」



お友達が開催しているクリスマスパーティで偶然知り合った大野さん。大きな瞳が素敵なおじさまです。



 

■猫に「選ばれた」大野さん








大野さんが出会った運命の相手の猫の名前は「ミニ」ちゃん。近所の魚屋さんで飼われていた、たくさんの猫の中の1匹でした。



ミニちゃんは近所の方がご飯をあげて可愛がっていましたが、最初は別の人にもらわれていったそうです。しかしある日、なぜか大野さんのアパートに住み着いてしまったのだとか。



銀行に勤めていた大野さんは、「僕は世界一の猫好き」と自ら公言する大の猫好き。女性と付き合う条件は何と言っても



「猫が好きな人」



オンリーでした。しかし忙しい銀行員。4年に一度の転勤などもあり、なかなかご縁がなかったそうです。



大野さんはその時に猫が飼えないアパートに住んでいたため、わざわざミニちゃんのために引っ越し。そのまま23年、ずっと結婚をせず、ミニちゃんと暮らしました。



ミニちゃんはとても不思議な猫。なんと大野さんが外に出かけるときは一緒にくっついて歩いたそうです。



お酒が好きな大野さんが居酒屋に入ると、ミニちゃんは隣の席にちょこんと座ってじっと大野さんを見つめていたそうです。まさに熱愛状態の二人。



ノーリードで歩く猫のミニちゃんと大野さん。たちまち近所でも評判になりました。



その姿はテレビ「ポチたま」で平成17年の7月に放送もされました。それ以降、数々のメデイアでも紹介されたそうです。



 

■ミニちゃんのヤキモチ








ラブラブな二人の関係が変わったのは、もう1匹の猫「キムタク」との出会いでした。



2000年1月2日、自宅近くの駐車場で真っ白で額だけ黒い子猫が捨てられているのを見た大野さん。すぐに自宅に連れて帰りました。



「いつも猫2匹と川の字で寝ていたんだよ。僕は世界一の猫好きだから、幸せだったよ。」



しかしそのうち先住猫のミニちゃんが家出。おそらくキムタクに遠慮してしまったのかも知れません。



キムタクはとっても人間っぽい猫。マイペースで賢く、大野さんに近づく女性に威嚇するヤキモチ焼き。ミニちゃんに嫉妬したのかも知れません。



大野さんはいなくなったミニちゃんを必死に探し、しばらくして帰ってきたミニちゃんをそれはそれは大切にしたそうです。



「僕はそのとき思ったよ。僕はミニと結婚しているんだってね。僕にとってミニは人間の女性よりも大切な存在なんだよ。」



これはもう本物の恋愛ですよね。大野さんはその後決して結婚せず、2匹の猫とずっと暮らしたそうです。



 

■猫が死んでから運命の「再婚」






その後、23年間一緒に暮らしたミニちゃんが老衰で亡くなった時、大野さんは66歳。ミニちゃんが亡くなってから、初めて人間の女性と結婚したそうです。



お相手の女性は「笑顔」「瞳」「心」が綺麗な、まるでミニちゃんの生まれ変わりのような女性だそうです。



しかも奥様と大野さんは年齢差が23歳!これは本当にミニちゃんの生まれ変わりかも。。。



「運命の相手は猫だった…。」という大野さん。だからこそミニちゃんは人間に生まれかわって運命の相手、大野さんと結ばれたのかも知れません。







いかがですか。クリスマスに聞いた不思議な話。とっても素敵な話だったので、ご紹介させて頂きました。



あなたの愛猫、もしかして運命の相手かも?今付き合っている恋人は、昔可愛がっていた愛猫の生まれ変わりかも知れませんよ(=^ェ^=)
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