「うちの子はツンデレだから、抱っこさせてくれないんだよね…。」
という飼い主の皆さん、もしかして朗報かも知れません。
人間も年をとるとよく「性格が丸くなった」といいますよね。若い時は怒りっぽくてイライラする性格の人が、年をとるにつれてあまり怒らなくなる、人にも優しく接するようになるという話、よく聞きませんか?
その「高齢者あるある」、もしかして猫の世界でも通用するかも。今回は、10歳以上の猫と暮らしている飼い主さん達から聞いた、年を取った猫がやりがちな「高齢猫あるある」について調べてみました。
■だんだん性格が変わってくる
「子猫の時からずっと人嫌いの猫嫌い。ご飯の時はそばにくるけど、基本的にはキャットタワーとか自分のお気に入りの場所で1匹でくつろいで過ごすのが好きな猫でした。
でも11歳くらい辺りから、キャットタワーよりも「私の机の上」に寝そべることが多くなり、距離がグンと近くなりました。」
年を取るにつれて、だんだん猫の性格が変わってきた、と感じる飼い主さんは多いようです。確かに高齢になると動きが遅くなり、いつも寝ている時間が増えます。のんびりした性格になるような気がします。
ある獣医さんによると、猫の性格の変化は「猫の老化現象」の1つでもあるそうです。体が動きにくくなる、関節が痛むようになれば猫だって「不安」になります。
体力が落ちれば、自然に気力も落ちてツンデレな性格も変わっていくのかも知れません。
■よく鳴くようになった
「今まではご飯の時しか鳴かなかったのに、最近はご飯を食べた後や夜中でもいきなり鳴き続ける時があります。」
ある会社のアンケートによると、高齢猫のおよそ3割が「夜泣き」をするようになったといいます。
高齢猫の夜泣き。これはかなり高い確率で「認知症」かも知れません。猫の平均寿命が上がるにつれて「猫の認知症」も増加しています。
年をとらない動物はいません。猫も人も年をとります。高齢な猫の鳴き声をストップさせる秘訣は、
「できるだけこまめに声をかける」
こと。もちろん運動や食事も大切ですが、何と言っても飼い主のコミュニケーションは何よりも大切。よく鳴くようになった時、「声をかけると収まった」という飼い主さんも多いようですよ。
■甘えるようになった
これは嬉しい!高齢になると猫とはいえ動くことも億劫になるのかも。トイレはもっと近くに持ってきてー。ご飯はちょこちょこ食べさせてー。と飼い主に要求する、いきなりスリスリ「甘え上手」になる猫も多いそうです。
いかがですか。猫は年を取ると甘えるようになる?という問いの答えはどうやらOK。まあ、「飼い主への愛情」ではなく、自分が「不安」だから、という理由だとしたら少し寂しい気もしますが。でも気持ちはよくわかりますよね。
あなたの愛猫ちゃんはいかがでしょうか。