近所の公園をさまよっていたところを保護した犬のぽんちゃん。トライアルに2回行ったものの、「全然慣れてくれません。」「ご飯を全く食べません」と言われて里帰り。現在も我が家で新しい飼い主さんを待機中です。
そうはいっても我が家のボスは飼い猫のカイト。人間なら44歳のおっさんですが、甘ったれの犬嫌い。私がぽんちゃんの散歩に行こうとすると、わざと足に絡みついて必殺「可愛いだろ光線」を振りまいて私を見つめます。
ごめんね、散歩は一緒に行けないの。ちょっと待っててね。と頭をナデナデすると突然のガブリ。うーん、これって嫉妬?もしかしてヤキモチを妬いてるの?
猫は飼い主を「母親」であり「兄弟」であり「下僕」だと思っているといいます。もしかして、その中に「恋人」という感情も入るのかも?
猫を多頭飼いしている友人に聞くと、猫も仲間同士で仲良しグループがあり、仲間内で嫉妬やヤキモチを焼くことはあるといいます。
一体猫はどんな時にヤキモチを焼くのでしょうか?
■自分よりも高い位置で他の動物を抱き上げる時
私がソファー座って仕事をしている時、右側に猫、左側に犬がくっついて座ることがあります。まさに「両手に花」という状態。飼い主にとってはたまらない幸せなひと時ですが、この場合は猫は別に嫉妬はしません。
逆に犬の方が「もっと私を見て!触って!遊んでちょうだい!」と猛烈にアピールして来ます。その場合はいつも猫の方がすっと離れて「大人の対応」をしてくれます。
しかし犬を「散歩だよ」と抱き上げて、猫よりも高い目線の位置に犬を抱えると、「ちょっと!それってどういうこと?」的な目線を向けます。足を噛まれたり引っかかれることもしばしば。
これは私の憶測ですが、猫は他の動物を飼い主が自分よりも高い位置で抱き上げると不愉快になる様です。ライバルが自分の「目線の上」にいるか「目線の下」にいるかどうかでヤキモチを焼くかどうかが変わるのかもしれません。
■自分に注目しないとき
猫のパーソナルスペースはおよそ「1.8メートル」だといいます。この距離よりも知らない人間が近づくと猫は逃げてしまうとか。結構臆病な動物なのですね。
しかし飼い猫は飼い主のすぐそばに寄って来ます。10cmも離れていない場所からじっと見つめられることもしばしば。そしてそのまま無視して仕事などをしていると、容赦ない猫パンチが飛んできます。
新聞の上に寝転ぶ、パソコンの邪魔をする、猫は飼い主が自分を注目することを好みます。猫同士の付き合い方を見ても、20~30cmといった距離で並んでいるのをよく見かけます。
猫は大好きな相手とのパーソナルスペースはとても狭い様です。そして猫はどうやらヤキモチ焼き。毎日のスキンシップが欠かせないかも知れません。そして猫が好むスキンシップとは、抱っこやスリスリの他に「同じ空間にいる」ことも重要な気がします。
抱っこ嫌いな猫ちゃんでも、飼い主はできるだけ「同じ部屋」にいる様にして見てください。それだけでも猫は満足するのかも知れませんよ。