結婚しない人、確実に増えていますよね。日本は今や世界有数の「結婚しない人が多い国」となっています。
2010年の生涯未婚率は、男性で20.14%。5人に1人が一生を通して結婚しないという現状です。女性も同様に未婚率は急上昇。2010年では10.61%と、10人に一人がシングルです。
しかし!これは確実に統計を取ったわけではありませんが、おそらく「ペットが恋人」という人は増えているのでは?
日本では3組に1組が離婚していますが、3世帯のうち1世帯は何らかのペットを飼っていると言います。
これは世界的にみて、他の先進国でも同じかもしれません。「恋人よりもペットの方が大事」という人、あなたの周りにも結構いるのではありませんか?
実は恋人や子供から得られる安らぎの満足度は、ペットから得られる満足度と変わらない、という実験結果があるそうです。
もはや「私の彼」や「うちの子」は四つ足の動物でもおかしくないかも知れません。
今回は、ペットによる癒し効果と、長生きする秘訣について調べてみました。
■ペットとのふれあいは血圧を安定(下げる)効果がある
これは確かな事実です。海外でも様々な実験により効果が検証されています。犬や猫と触れ合うと血圧が下がったり、猫を飼っている人は心臓病のリスクが下がるなど、ネットを検索するとたくさんの事例が挙げられています。
そしてある実験では、子供を持つ母親に、自分の子供の写真と可愛い子猫の写真を見せた時の状態を比べた結果、どちらも幸せホルモンであるオキシトシン量はほぼ変わらなかったそうです。
アメリカの精神科医、E・Kライニアソン博士は、
「人とペットの間の愛情と受け入れ方の方が、人間同士の求め合い、満ち足り方よりも素直である。」
と述べています。人間同士の甘え合いよりも、ペット相手の方がずっとコントロールしやすいし、ハラハラさせられることも少なく、また、温かさ、触り心地、ビクビクさせられることのない動きや音は人間の甘え合いと同様の効果があることがわかっています。
■長生きするにはペットと笑いが必要
アメリカの雑誌、「サタデー・レビュー」の・前編集長、ノーマン・カズンズは、身体障害からくる痛みが、笑いによってどれほど減らされ、助けになるかを自らの実体験で実証しました。
難病に冒された彼は、まず病院を出てホテルに移り、年取ったマルクス・ブラザーズの番組を見ながらひたすら笑うという独自の養生スタイルを続けました。
その結果、彼を苦しめていた痛みが減り、病状も回復してきたそうです。
いかがですか。この「笑いの治癒力」の効果は延命、うつ病にも効果があるそうです。ペットを飼って癒され、面白いことを見つけて楽しむ人生は、きっとあなたを長生きさせてくれることでしょう。