「犬は散文であり、猫は詩である」と語ったのはジーン・バーデン。詩のように絵になる、美しい生き物「猫」をこれから飼いたい、という人は今後ますます増えるのではないでしょうか。
子供の頃ペットと暮らした経験のある人は、大人になってからもかなり高い確率でペットを飼うようになるとか。私もそうですが、ペットのいない生活は考えられません。
私の場合、出会いは全て「路上での偶然の出会い」ばかりですが、初めてこれから猫を飼いたい人のために、オス猫とメス猫の性格や違い、長毛種や短毛種の性質の違いなどをご紹介しましょう。
■甘えん坊のオス猫とクールなメス猫
全ての猫に当てはまるわけではありませんが、よく言われているのが
「オス猫は甘えん坊で、メス猫はクールな性格」
ということです。抱っこを好み、飼い主の足元にまとわりつくのはオス猫に多いとか。しかしオス猫はナワバリ意識も強く、発情期は喧嘩をするやんちゃな1面もあります。
メス猫の場合は比較的落ち着いている猫が多いようです。温厚でおとなしく、発情期以外は激しく鳴いたりする猫は少ないかもしれません。
メス猫は人間にベタベタ甘えるよりも自由気ままに過ごす方が好きな猫も多いといいます。しかし猫の子育てはメス猫同士、血縁関係のあるメス猫が集まって共同育児をするので、血縁がある猫同士は仲良くする傾向があります。
■オス猫が向く人、メス猫が向く人
猫を飼う場合、まずは自分のライフスタイルをよく考えて、オス猫かメス猫か選んだ方が良いでしょう。
オス猫が向いている人は、
・猫の喜怒哀楽を楽しみたい人
・猫が満足できるスペースを確保できる人
・猫と一緒に遊びたい人
メス猫が向いている人は、
・猫を繁殖させたい人
・比較的おとなしい猫が欲しい人
・猫と適度な距離を保ちたい人
などではないでしょうか。
■短毛種がいいか、長毛種がいいのか
これは猫の見た目の好みもありますが、猫種によって性格がほぼ固定されている場合があります。やんちゃな猫が欲しいならアビシニアンのような短毛の猫、おっとりと賢い猫が欲しいならメインクーンなどの大型の猫などがいます。
短毛種の猫が向いている人は、
・一人暮らしや多忙な仕事をしている人
・子供がいる家庭
・面倒臭がりな性格の人
長毛種の猫が向いている人は、
・時間に余裕のある人
・優雅な猫の容姿を愛でたい人
・毎日の猫のケアが苦にならない人
いかがですか。自分はどのタイプに当てはまるのか、猫を飼う前にチェックすると良いかもしれません。しかし短毛の猫を選ぶと集合住宅に住んでいる場合、鳴き声や足音で隣家に響くと心配になるかも。長毛の猫の場合、とても可愛い猫が多いのですが、毎日のブラッシングは必須です。
「猫を選ぶのではない。あなたが猫に選ばれるのだ」という言葉もあります。まずはお猫様に選ばれるような人間になる必要がありそうです。