猫はワガママ。しかしそうは言っても直接飼い主に文句は言えません。飼い主もネコが鳴いていると、
「ご飯が食べたいのね?」
「トイレが汚れてるの?」
「遊びたいのかな~?」
この3つくらいしか思い浮かばない人もいるのではないでしょうか。
猫は意外に神経質。そして人間と感覚が違います。人間は「言葉」で会話しようとしますが、猫は「身体」でボディランゲージをする動物。猫はきっと「どうしてわかってくれニャイの!」と思っているかも知れません。
今回は、おそらくネコが飼い主に言いたいであろう、「こんなお部屋に住みたいニャ」という猫が快適に感じる部屋作りのコツをご紹介しましょう。
⭐︎窓のカーテンは開けておこう
意外にやりがちなのが、部屋のカーテンを日中も閉めてしまうこと。一人暮らしの女性などは防犯の意味もあってカーテンを閉めっぱなしにしている人も多いでしょう。
しかし完全室内飼いの猫にとって留守番をしている間の楽しみは外の景色かも知れません。カーテンを閉めても、ネコが外を見られるようにも部分的にカーテンを開けておくか、カーテンの下の部分だけネコが外を見られるように一部分だけ短くしてあげるといいかも知れません。クリップなどで止めるだけでOK。すぐにできますよね。
⭐︎狭くて暗い場所に隠れ家を作ろう
押し入れの片隅、廊下の一番隅っこ、クローゼットの中やキャリーケースなど、猫のための隠れ家を作ってあげましょう。
猫はもともと祖先であるリビアヤマネコが狭く暗い場所を寝床にしていたせいで、今でも狭くて暗い場所にいると落ち着く習性があります。
狭い場所は猫にとって自分の「縄張り」として落ち着く空間でもあります。飼い主からすると、明るくて暖かい場所に猫のベッドを置いてあげたくなりますが、猫の気持ちとしては昼寝の場所は狭くて暗い、隠れ家のような空間に作ってあげると喜ぶでしょう。
⭐︎多頭飼いの場合は高低のある家具を置こう
群れやリーダーを作らなくても生きていける猫ですが、できれば他の猫と喧嘩や摩擦は避けたいと思っています。
猫同士の快適な生活のために高さの段差のついた家具を置くと猫は喜ぶはず。ごく自然にボス格の猫は一番高い場所に行き、ごく自然に多頭飼いの猫の環境を整えてくれます。
家具の上には物を置かず、ネコが飛び乗ることを想定して滑り止めマットのようなシートを家具の上に置いてネコが落下しないようにしてあげると良いでしょう。
いかがですか。この3つはネコが快適に感じる部屋作りの基本です。もっと具体的に猫の気持ちが知りたい、という人は、
11月23日に行われる猫壱セミナーにご参加ください。10万匹もの猫を診察している猫ドクター、服部幸先生が「猫が快適に暮らすための環境作り」というタイトルでセミナーを行います。
猫の年齢、健康状態によって快適に感じる環境は微妙に変わります。自分の愛猫に最適な方法を具体的に教えてもらえるチャンスです!
11月23日、神保町で開催します。皆様のご参加を心からお待ちしております♪
*お申し込みはこちら