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その生命力に賭けたい!飼い主に安楽死を選択された子犬を救った看護士の諦めない姿勢に感動。


 

障がいを持って生まれたチョコラブの子犬

チョコミルクシェイクのカップより小さなチョコラブ



この子の名前はブロンソン。とある動物病院でチョコラブのお母さんから帝王切開で生まれた赤ちゃん9匹のうちの1匹。

障がいがあるから安楽死?


一見、何ら問題も無い元気な子犬に見えたブロンソンですが、彼のオーナーはブロンソンに生まれつき障がいがあることに気付きます。彼は口蓋(こうがい)に亀裂を持つ「口蓋裂(こうがいれつ)」という遺伝子異常の障がいを持って産まれて来たのです。

「外見からはわからない小さな障がいのように聞こえますが、この障がいを持つ子犬はお母さんのオッパイを吸うことができずやがて餓死してしまうため、安楽死を選択するオーナーが多いんです」

ブロンソン担当の動物看護士Kaffekalleさんはそう説明します。

そしてブロンソンのオーナーも安楽死を選択した一人だったのです。

口蓋裂とは:口蓋とは、口の中の空間(口腔)と鼻の穴(鼻腔)とを分離している隔壁部分のことですが、口腔と鼻腔がつながり左右に分かれたままになっていて、穴があいている状態を口蓋裂といいます。
出典:https://www.anicom-page.com/all_details?type=1&id=27

私が立派に育ててみせる!



「ブロンソンのオーナーは彼の命をうちの獣医師の手に託しました。その獣医師が私にブロンソンを預からせてくれたんです。彼の生命力に賭けてみたかったんです」とKaffekalleさん。

Kaffekalleさんはオッパイを吸うことのできないブロンソンを1-2時間おきにチューブで授乳するため職場である動物病院にも同伴し、そんな生活が約1週間ほど続きました。やがてブロンソンが元気に生きて行けると確信したKaffekalleさんは単なる預りから卒業し正式に彼の飼主になったのです。

手術で口蓋を整複




これは手術直前のブロンソンの口蓋。この状態だとオッパイを吸っても鼻から出てしまったり、気管から肺に流れ込み呼吸困難を起こし死に至ることも。しかし手術をすればご飯も自分で食べられるようになります。

こうしてKaffekalleさんの必死の看護で充分に手術に耐えられる体力を養ったブロンソンは口蓋の整複手術を受けたのです。


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ブロンソンの現在はここまで成長しました

 
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