マルーキーの特徴
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マルーキーという名前を聞いたことはありますか?
マルーキーは名前の通り、「マルチーズ」と「ヨークシャーテリア」のかけ合わせのミックス犬です。
近年ペットショップやブリーダーなどの販売でもよく聞く名前になってきたマルーキーですが、マルーキーという犬種ではなく、あくまでもマルチーズとヨークシャーテリアの「ミックス」です。
ミックスと聞くと比較的安価な金額で売られていると感じますが、実は人気の犬種のミックスは結構な金額のする事が多いです。
しかし、人気犬種のかけ合わせといってもミックスはミックスです。
高値の金額を付け販売、繁殖している業者に対し、販売に反対している方も数多くいます。
そもそも犬種同士のかけ合わせをする理由は、遺伝などによる先天性の病気にかかりにくくするためであったり、生きていくうえでかかってしまう後天性の病気にかかりにくく、長生きできるようするためです。
ですが、昨今のミックス犬と呼ばれる犬は外見重視のものが多いということも感じます。
外見がとてもよくなっているということは、飼い主や、周りの人に大切に育ててもらえるというメリットもありますが、金銭目的の繁殖もあるように感じます。
賛否両論の分かれるミックス犬ですが、飼う側は飼った犬を生涯大切に育てるということさえ守れば十分だと思います。
あとは、金銭目的での犬の売買が減ってくれれば、犠牲になる犬も減りとても良くなると思います。
マルーキーの外見的特徴
ミックス犬であるマルーキーの特徴は、2対1の割合でヨークシャーテリアの特徴が出る方が多く、体や毛の色はヨークシャーテリア寄りの子が多いです。
顔は個体によって若干の差が出てきますが、耳や大きな目、鼻の長さなどはマルチーズの要素が強い子が多く、毛並みはマルチーズ、毛色はヨークシャーテリアという子が多いです。
マルーキーの大きさは体重1.8キロ~5.4キロ、体高は15センチ~25センチほどととても小柄です。
体系はマルチーズよりヨークシャーテリア寄りに感じます。
ヨークシャーテリアやマルチーズに共通して起こりやすい、膝蓋骨脱臼や気管虚脱になりやすい体質ですので、体重管理や食生活の管理をしつつ、フローリングなどの滑りやすく足や腰を痛めやすい環境などを避けるよう心掛ける必要があります。
マルーキーの寿命・体型
寿命は10年~13年と言われており、一般の小型犬と変わりはありません。
ミックス犬だからといって特段病気にかかりにくいわけでもなく、ヨークシャーテリアやマルチーズが注意すべき膝蓋骨脱臼や気管虚脱にかかってしまう場合もあります。
そういった面ではマルーキーというミックス犬は交配をして大成功という犬種ではありません。
しかし、逆を言えばあまり交配をしても悪影響の少ない犬種ともいえます。
寿命の面で注意しなければいけないのは購入する場所です。
昨今人気のミックス犬たちは、販売するために大量繁殖させられている場合もあります。
安心できない場所からマルーキーを購入すると、母体が病気にかかっている病気になりやすい個体を選んでしまったり、育てられた環境が不衛生であったり野放しにされ感染症にかかっていたりなど、長生きしない子を選んでしまう場合もあります。
生まれる母体や生まれた環境、育ってきた環境によって寿命が限られてしまう場合があります。
長く一緒にいるためには選び方、育て方に注意し暮らしていきましょう。
マルーキーの歴史
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マルーキーはまだ犬種として認められた存在ではありません。
そのため歴史は浅くこれから犬種としての確立がなされていくことになるでしょう。
現在はマルチーズとヨークシャーテリアの交配によるミックスですので血統ではないことになります。
そのため外見もマルチーズとヨークシャーテリアの特徴をそれぞれ引き継いでいてもどれくらいの割合で特徴が表れるかは個体差があります。
ということは世界に一頭だけのマルーキーを手に入れられるということになりますが、その反面マルーキーを増やすにあたって外見が安定していないのは血統を育てるのにデメリットになってしまいます。
今後、安定した血統が生まれていくことを期待したいと思います。