猫はどうして隠れて出てこないの?
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やって来たばかりの猫は大抵、恐怖と警戒心から隠れたりする行動をとるようです。
飼い主は敵ではないということを、覚えてもらわなければいけません。
時間が経っていても、一度芽生えてしまった不信感や警戒心は簡単には解消できませんから、焦らず慣れていってもらうしかないのです。
ホッ、とできる環境作りを心掛けてあげることもできますね。
環境に慣れない事が理由の隠れる行為の他に、具合が悪かったり飼い主が見過ごしてしまっている病気がある場合は、ソッとしておいて欲しい気持ちから、人目の付かない場所に隠れて出てこない事があります。
ご飯も食べず、遊びにも乗ってこない時は一度病院で診察してもらいましょう。
猫はどこに隠れるの?
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家の中を捜索してみましょう。
まず、様々な可能性を推理してみます。
猫の好きな場所はどこでしょうか?猫の本能からするとどこにいそうでしょうか?
猫の気持ちになって考えてみましょう。
推理その1:猫は狭いところに隠れる
ゲージの中、キャリングバックが開いているならその中、ベッドの下、カゴ、袋、箱の中、こたつや布団の中など。
猫は顔が通るくらいの隙間があれば通り抜けられるし、興味があるとどんどん入っていってしまいます。結果、出られなくなって仕方なくその場にジッとしてる事が多いです。
タンスの後に隠れていた時は、「こんな狭いとこにどうやって?!」なんてこちらがビックリした程です。
推理その2:猫は高いところに隠れる
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ソファーやベッドの上、トイレの便座の上、たんすの上など。
猫のジャンプ力は人間が想像するより遥かに高く飛べます。
何処を経由してどうやって辿り付いたのか不思議なくらいで、冷蔵庫の上や細いカーテンレールに跨り見下ろされてた時もあります。
推理その3:猫はお気に入りポイントに隠れる
外の景色の見える窓付近、ベランダなど。
猫のお気に入りポイントは様々でしょう。
畳まれた布団に潜り込んでいたり空になった炊飯器のお釜の中だったり、今まで聞いた中で衝撃の隠れ場所は『洗濯カゴの中』でした。
飼い主さんの匂いがタップリ沁み込んだ衣服に包まれて寝ていたのでしょう。
知らずに上から脱いだ服をカゴにポイポイほおり込んで、ご飯時間になっても出てこないので心配になって家中を探していたらカゴから〝にゃお~ん〟と一鳴き。
さすがに苦笑いしちゃったそうです。
隠れて出てこない猫が見つかった時の対処法とは?
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「あっ、いたあ~!」と叫びたくなるのは当然ですが、無理やり引っ張り出すようなことや、強引に近づいたり、目をジロジロ見つめたりするのではなく、辛抱強く徐々に慣れていくように慎重に接してあげてください。
エサで釣る、遊びや刺激、楽しみを増やしてあげるなどの手もあります。
また、静かに過ごせる環境を整えてあげるなどの必要を満たしてあげることで猫は安心し、隠れなくても大丈夫と思えるようになってくるはずです。根気が要りますが、ガンバッテ!
まとめ
猫の場合、名前を呼んでも返事をすることはほとんどありませんから、探すのは一苦労ですが、日頃からよく観察しておくなら、だいたいいる場所を把握できるかもしれません。