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前足の無い2匹のチワワ。ハンディギャップを感じない前向きな生き方に飼い主さんの愛情を感じる


 

夫婦を悲しみから救ったカンガとルー

テレサ・ヴーさんと夫のドゥク・トランさんは、いつも一緒の2匹のワンちゃんと16年間暮らしていました。
1ヶ月前、一匹が腎臓不全で亡くなった後、もう一匹も同じ病気で亡くなったそうです。

ヴーさんは天国へ旅立った二匹についてこう語ります。

「二匹目が亡くなったのは、文字通り一匹目の死に心を痛めたからだと思います。
二匹を失った悲しみは言葉にできません。また心を開いて、新しい犬を飼うことはできないかもしれません。」

しかし、カンガとルーに出会って、ヴーさん夫婦の考えはすっかり変わりました。

2匹とヴーさんの出会い

カンガとルーは、生まれつき前足がありません。
過剰繁殖や近親繁殖が原因で、ブリーダーは一年間の間この2匹を育てていましたが、
Angels Among Usという動物保護団体によって引き取られたそうです。

カンガとルーは、何ヶ月間か里親探しをしていて、里親探しのイベントにも何度も参加したそうです。
その結果、たった一人里親を名乗り出たのがヴーさんでした。
ヴーさんは、インターネットでこの2匹を知ったのだそうです。

2匹との出会いは運命!

ヴーさんはカンガとルーを見た瞬間、自分たちに会うために生まれてきたのだと運命を感じたそうです。
夫婦は2匹に会うその日まで、身体の不自由な犬への特別なケアについて調べました。
里親になる準備は万全でした。

ヴーさんは、2匹を引き取った日のことをこう語ります。
「2匹に接し始めてすぐに私は心を掴まれました。家に連れて帰ってからというもの、私達の世界はまったく別物になりました。
私達は2匹を2013年の6月25日に引き取りました。それからはもう、2匹が居ない人生は想像もできません。」

フワフワマットの安全なおうちが大好き!

カンガとルーは、すぐに新しい家に馴染んだそうです。
夫婦は床にブランケットやマットを敷いて、2匹が走り回れるように環境を整えていました。

現在、2匹は5歳になりました。
後ろ足2本を使って、何だってできるように成長しました。
夫婦が特別に作った車いすを使うより、とても素早く飛んだり跳ねたりして動くのが好きなようです。

ヴーさん夫婦の家の床は、2匹が動きやすいように綿を入れたりして柔らかくしているそうですが、
外に散歩に出かけるにはどうすれば良いかを考えていたそうです。

夫婦が考えた可愛くて安全な方法とは

キュートでお似合いな、魔法のセーター♡

偶然にも、夫婦には人間の義肢を作る仕事をしているお友達が居て、
切断手術をした患者さんが着るものと同じ素材でセーターを作ってくれたそうです。
セーターは、犬たちが床を這うことでお腹が擦れて、感染症を起すのを防いでくれます。
そして何より、セーターを着た2匹はとってもキュートなんです♡

ヴーさん夫婦は足のない世界中の犬たちにそのセーターを無料でプレゼントしたそうです。

ハンディキャップなんて吹っ飛ばせ!

カンガとルーはとっても可愛くて、2本の足がないからといって何一つ他の犬たちと違いがないように見えます。
2匹は何不自由なく生活していて、いつも2匹一緒に遊んでいます。

夫婦と2匹の幸せな生活

カンガとルーは、ご主人たちの生活をすっかり変えてしまいました。

人々はハンディキャップのある犬たちを見て、目を逸らしたりしますが、そのような人たちにカンガとルーと一緒に過ごしてもらいたい。
そうすることで、犬たちがどんなに幸せで、エネルギッシュで、愛らしくて、本当になんだってできることがわかるのだと、ヴーさんは話ます。

ハンディキャップを持って産まれてきた2匹のワンちゃんですが、カンガルーのように飛んだり跳ねたり、楽しそうな様子が写真から伝わってきます。

優しいご主人とこれからも幸せに暮らして欲しいですね。

 
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