とある野良猫親子の1日の様子
野良猫が一体どんな生活をしているか気になりませんか。だれも餌をくれなかったら?何時間くらい寝ているの? どこか決まった寝床があるのでしょうか?いろいろと知りたい事がありますね。雑多な住宅街の裏道で暮らす野良猫親子に焦点を当てて彼らの24時間をのぞいてみましょう。
住宅街の一角にたたずんでいたこの茶トラの猫は母猫でした。すぐそばに可愛い子猫がいます。親子を見かけて1時間経とうとしても、この母猫はまだ餌にありつけていません。この母猫は1日の内に子猫に何回お乳をあげるのでしょうか。
街角で出会ったこの男性は毎日のように野良猫たちの餌やりに出かけます。この男性が「スゥ!スゥ!」と呼びかけると10匹以上の猫たちが集まってきます。彼のように餌やりをする地域の人たちが他にも何人か居ます。行政でこの猫たちの援助をしてくれることを願っています。
集まってきた10匹の内、この3匹は毎日餌をもらいに来ます。この猫たちが生きていくのにもっとふさわしい場所がないものでしょうか。
さて、先ほどの茶トラの母猫です。4時間経っても母猫は餌にありつけないまま2回目のお乳をあげています。
ほどなくして、道沿いのある一軒の家のドアが開きました。お皿には餌が用意されています。母猫にとって今日初めての食事となりました。なんてありがたい!
食後、3時間ほどお昼寝でのんびりしました。
残りの16時間の過ごし方
バルコニーで子猫の遊び相手をして3時間ほど過ごします。
親子猫は翌日の朝6時まで何もせず静かにバルコニーで過ごしました。そしてまた子猫にお乳をあげます。この母猫が何もしないで居られる性格なのか、それともすべて猫もそうなのでしょうか。19時間もの間、この猫親子は自分たちが暮らす区域から一歩も外に出ることはありませんでした。この母猫を見つけてからあと4時間で24時間になります。
小さな子猫たちが箱から飛び出してあたりを探検しはじめました。この子猫たちのピーンと立った尻尾は友好のしるしです。猫たちはこうやってボディーランゲージで会話しているんですね。猫の尻尾というのは最強で格好いいコミュニケーション・ツールなんですね。
野良猫の24時間はいかがでしたか。この後、この猫親子の面倒を見てくれる家族が見つかったそうです。なんてすばらしい!猫親子が暖かい寝床と家族を見つける直前の貴重な野良生活の記録をお届けしました。