チートーの特徴
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チートーを初めて見た人は、ヒョウやチーターの子供かと思うのではないでしょうか。
野性味あふれるハッキリとしたヒョウ柄模様に、しなやかな長い手足は名前の由来どおり、チーターを連想させます。
その外見だけでなく、肩を落とし背を低くして忍び足で歩く独特の姿からも「小さくしたチーター」とも呼ばれています。
身体的な特徴
チートー最大の特徴は、美しき被毛です。
体の部分は斑点模様、足の部分は縞模様がはっきりと入っています。
その美しさは模様だけでなく、密に生えたやわらかな毛質にもあり、つややかでベルベットのようです。
さらに、印象的なヒョウ柄に加え、大きく筋肉質な体に長い足はチートーの存在感を放っています。
アーモンド型のやや小さめの目がキュートです。
チートーの瞳の色は6色あります。
「ブラウン」、「グリーン」、黄色に輝く「ゴールド」「ブロンド」、緑と茶色がミックスされた「ヘーゼル」、赤と茶色が混じった銅色のような「カッパー」です。
全体的に野生動物的でチーターそっくりですが、耳が大きめで外側に向かってピンとしているところは猫っぽさがありますね。
寿命や体型
チートーの平均体重は、オスが650g~1㎏、メスが5.0~7.0㎏です。
掛け合わせ元のオシキャットとベンガルの平均体重は5.0~7.0㎏で、一般的な猫と比べても、品種元の2種と比べても、チートーは大型ですね。
大きい体格ですが、背も高く足も長い猫で、引き締まったセミフォーリンタイプのスマートな体型です。
まだ新しい猫で、平均値をとっているところですが、平均寿命は約10~15年であると言われています。
新しい猫ですので、これからチートーに合った飼育環境や健康管理方法がさらにわかるようになってくるかも知れないことを考えると、平均寿命も延びるかもしれませんねl。
チートーの歴史は?
チートーはアメリカで生まれたまだまだ歴史の浅い、新しい猫です。
自然に発生した猫ではなく、人工的な交配によって生まれました。
ワイルドな見た目の猫が人気なアメリカにおいて、“ワイルドさを極めつつ、性格は穏やかな飼い猫”の目的のために交配がはじまり、2000年~2003年にかけて、アメリカのハイブリッド猫の専門ブリーダーによって交配され、2004年に初めて認可されました。
TOCAには「エクスペリメンタル・ブリード」(実験品種)として登録されています。
チートーはベンガルとオシキャットのハイブリッド種で、見事に両方の交配種から魅力的な部分を受け継いだといわれています。
交配種のベンガル、オシキャットともに美しいヒョウ柄が特徴的で、両種とも家猫として作出されたため賢く温厚な性格です。
おっとりした穏やかな性格を特徴とするためにも、交配種のベンガルに入っているヤマネコの血筋を極力外し、野生の血を入れなかったと言われています。
さらに「体格が大きくなるほど穏やかな性格の猫になる」と言われているとおり、ベンガルとオシキャットよりも一回り以上大きいチートーは、この3種のなかで最も穏やかで愛情深い猫種であると言われています。
精悍な体つきに、ヒョウ柄のなめらかな毛皮を持つベンガル。野性的な見た目で人気急上昇中の猫です。見た目から想像すると激しい性格をしていそうですが、実際のところはどうなのでしょうか? ベンガルの特徴と性格、大きさや体重に、飼いやすさなどを調べてみました!
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