大型犬を飼うときの心構え
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それはどの犬種でも同じです。大型犬は知能が高く、飼いやすい点もありますが、餌、散歩、病気などいろんな要素を考慮しなければいけません。
運動
大型犬のほとんどは狩猟犬や牧羊犬ですから、かなりの運動量が必要です。かなりとはどれくらいなのでしょうか?大型犬がストレスなく過ごすために必要な一日の運動量は、40㎞のウォーキングと言われています。つまり、一日に最低でも朝と晩に1時間半ほどの散歩が必要だということです。もし、運動量が少ないとエネルギーが有り余り、散歩の時に引っ張り癖が付いたり、家の中で破壊行動をするようになったり、吠えたりという問題行動につながります。そうなった時、大型犬ですから大変なことになるのは想像に難くありません。
食費・医療費
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小型犬より寿命が短いですが、10年以上は飼えるという費用が必要です。例えば、餌についてですが、小型犬であれば一日数十グラムでも、大型犬となると数百グラム必要です。 15㎏の大袋のドッグフードも一か月でなくなることもあるのです。おもちゃ、おやつ、ペットシーツもLLサイズでないといけません。法律で義務付けられている狂犬病予防注射や任意接種の混合ワクチンは大型犬でも費用は変わりません。 しかしフィラリア予防薬は犬の体重によって金額が違います。またノミ・ダニ駆除薬や忌避薬も犬の体重により金額が違います。手術料や入院費、ペットホテル利用料、トリミングサロンの料金も大型犬の方が高額になりますので1年間にかかる費用は小型犬の数倍を見込んでおかねばなりません。 また犬も歳を取り介護が必要になる場合があります。老犬になった時、飼い主は何歳ですか?大きい犬を持ち上げ介護できますか?病院へ連れて行けますか?