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【ドッグトレーナー監修】犬の噛み癖を治したい。しつけ方や噛みグセ防止策を解説!


犬が人や物を噛む癖を治したい

犬を飼っているなら1度は経験がある人が多い愛犬の噛み癖。 手や足を噛まれて痛い思いをしたり、飛びついた拍子に洋服に噛みついて破かれてしまった、おもちゃやベッドの噛み壊し、家具や建具が噛まれてボロボロ、といった悩みは多くの飼い主が抱えています。

特に心配なのは人への噛み癖ですね。 今は大丈夫でもいつか人を怪我をさせてしまうのではと心配になる飼い主さんも多いことでしょう。

いくら愛犬がかわいいからといって噛み癖をそのままにしておくわけにはいきません。

犬にそのつもりがなくとも、人を噛むことは立派な攻撃行動です。

他人に怪我をさせてしまってからでは遅いのです。また、噛み壊しについても、いつまでもそのままにしておくのは良くありません。

犬はもともと噛む動物ですが、きちんとしつけをしてあげれば、噛み癖を治すことができます。 もしあなたの愛犬に噛み癖の傾向が表れたなら直してあげることが大切です。

噛まれた人が犬に痛いことを伝える

犬 会話

Sundays Photography/shutterstock.com

一番てっとり早い噛み癖のしつけ方法は、犬に噛むと痛いということを認識させる治し方です。つまり、犬に噛まれた瞬間に「痛い!」と大きな声で言いましょう。

すると、犬は突然の大声にびっくりして噛むのをやめてしまいます。犬からしたら、人に悪いことをしたと思い、噛み癖が治るわけではなく、噛むことによってびっくりすることが起きるからやめようということです。

また、長々と叱っても全くと言って良いほど効果がありません。叱るときは先程お伝えした通り、「痛い!」や「NO!」のように短い言葉をはっきりと言いましょう。このとき、太く低い声の方が犬にはよく聴こえます。

女性は声が高いため叱る事が苦手な人が多いです。 「きゃあきゃあ」とした高い声だと、犬は言葉の意味がわかりませんので、むしろ噛まれた人が喜んでいるのかと勘違いし、興奮してさらに噛む原因を作ってしまうことがあります。意識して太く低い声を出すようにしましょう。

子犬の噛み癖には無視も効果的

また、子犬の場合は、構ってほしいから人の手を噛んだりすることがありますので、そういった場合には、そっぽを向き犬のことを一切無視しましょう。

この治し方は成犬にも効果的で、犬を叱ったりしたくない人にはおすすめです。室内であれば、犬をそのままにして飼い主や家族は別室に行ってしまうのでも構いません。

このとき注意しなければならないのは、ドタバタと行動しないことです。犬を興奮させないよう静かに立ち去り、犬を部屋に独りぼっちにするのです。

また、絶対に「無視したら可哀想なのでは…」という気持ちを持ってはいけません。犬は人の感情をエネルギーで感じ取る動物です。しつけをする際は負のエネルギーを感じさせない事が肝心です。その分、噛まなくなったらたくさん褒めてあげましょう。

犬は、「噛むとつまらなくなる」ということを学習し、噛まなくなる。のしつけ方法です。 このほかにも、噛み癖の直す方には、様々なしつけ方法があります。

飼い主には一貫した態度が必要

成犬になってから犬を家族に迎えても必要なしつけはできますが、子犬のときから飼っているのにしつけができていなかったり、成犬になっても噛み癖がついている犬のしつけは根気が必要です。

犬は頭の良い動物ですから、同じ飼い主がこれまで許していたことを急にダメだと言うようになると、混乱して別の問題行動が出たり、反抗してくることもあります。

犬の反抗とは、取り残された部屋でいつまでも吠え続ける、物をこわすといった、飼い主が嫌がることを繰り返すことが多いです。

犬にしてみれば反抗というよりは、飼い主の気を引きたい気持ちでいっぱいで、叱られてもいいから傍に来てほしい、相手にしてほしいという気持ちなのですが、これでは噛み癖は治りません。子犬のときから噛むことを仕方なくであっても容認してきた場合は、「絶対に噛み癖を治すんだ!」という強い意志でしつけを行うことが大切です。

そうでないならこの直し方は成犬にも効果的で、犬を叱ったりしたくない人にはおすすめのしつけ方法です。

物を使用したしつけ方法

空き缶

khlongwangchao/shutterstock.com

このしつけ方法も噛み癖には大変効果的な治し方です。 天罰式のしつけ方法と呼ばれるこの方法は、吠え癖等にも使用させるしつけ方法ですが、その方法は、空き缶とおはじきのようなじゃらじゃらと音が鳴る物を用意します。

おはじきがない場合は、ビー玉等でも代用出来ます。空き缶の中におはじきを入れ、ガムテープ等でおはじきが出てこないように塞ぎます。犬が物を噛み始めたらすぐに犬が聞こえる距離に空き缶を投げましょう。

この際、人に投げられたと犬にばれたら意味がありませんので、犬の死角から空き缶を投げつけるようにします。 犬は、物を噛むと大きな音がして不快だからやめようと認識し、徐々に噛み癖が改善されていきます。

床に投げ落としたときに大きな音が出るのですが、フローリングに傷がつく心配や、マンションでは下の階の部屋に迷惑をかけるおそれがあるようなら、空き缶ではなくペットボトルにビー玉を数個入れたものでも構いません。

このしつけ方法は、犬自身がしつけをされている感覚はないため、自然に噛み癖が改善される可能性があります。

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