ピクシーボブの特徴
Felicia Heisterkamp/shutterstock.com
ピクシーボブは、野性味あふれる風貌が特徴の猫。洋ナシ型の頭部に三角のつりあがった瞳、頑丈でずんぐりとしたボディと、がっしりと太い四肢が特徴です。
毛の色はブラウン系のタビーが基本で、ヤマネコに似たスポット柄が入っています。
くるりと巻いた短いしっぽもトレードマーク。
基本的に短毛種ですが、ごくまれに10㎝ほどの長毛の子猫が生まれることもあります。
身体的な特徴
尻尾は団子状に丸くなっているタイプと9センチ前後の長さのタイプと27,8センチの長さのタイプに分かれます。
耳も特徴的で三角形にとがっています。
また足が太くがっしりしているので安定した力強さ感じます。
吊り上がり気味の目と鼻立ちの良さで猫らしい顔つきをしていますが耳がピンとしていて顔全体のバランスが保たれていてとてもかっこいい顔立ちです。
さらに多指症もピクシーボブの特徴で、7本までは血統種として認められています。
これは元親のピクシーボブが多指症だったためで他の猫種では認められないことですがピクシーボブだけは例外的に認められている特殊な例といえるでしょう。
寿命や体型
身体が大きく、標準体重は4~8kg、オスは時に10㎏にもなります。
これは猫種の中でも大型に入る部類で存在感のある猫種になります。
ピクシーボブの平均寿命は13歳前後です。
猫種全般の平均寿命が15歳くらいといわれていますので少し短いように感じます。
しかし平均的な寿命と考えれば育てかた次第では20歳くらいまでお世話できるのかもしれません。
ピクシーボブの歴史は?
fimkaJane/shutterstock.com
ピクシーボブは、誕生年が1985年と比較的新しい品種の猫。
アメリカのワシントン州に住んでいたキャロル・ブリュワーという女性が、カナダの山中で知人が見つけたボブテイルの猫を譲り受けたのがきっかけでした。
その猫をブラウンスポットのメス猫と交配し、ピクシーボブの原型となる猫が誕生しました。
1990年代までは、ピクシーボブはボブキャット(ヤマネコ)の血を引くハイブリッド種と信じられていましたが、詳しく観察したところヤマネコの遺伝子は検出されず、「ボブキャットに似るように交配された完全な家猫」と位置づけされています。