飼い主さんはかわいがっているつもりでも、愛猫にとっては迷惑なこともあります。
しかし、愛猫が自分から甘えて「なでて」とすり寄ってきたにもかかわらず、急に怒り出してしまうと困ってしまいますね。飼い主さんからすると、なぜ突然怒ったのか分からないでしょう。
こんな時に猫の心理を理解するなら、理由と対処法が分かってきます。
愛猫がなでられている最中に怒る3つの理由は?
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愛猫がなでている時に急に怒りだす理由は1つではありません。いくつかの理由が積み重ねっている場合もあります。これから、3つの主な理由をそれぞれご紹介します。
1.時間が長いよ
最初は飼い主さんになでてもらって気持ち良くても、ある程度満足するとそれ以上は猫にとってストレスです。そんな時に猫は突然怒ってしまうことがあります。
愛猫の側では急に怒っているのではなく、「やめてほしい」というサインを実は出しているので、それに気づいてあげることが大切です。
2.そこは触らないで
体の部位によっては、たとえ飼い主さんであっても触られると猫は嫌がります。その嫌がる場所をなで続けると愛猫も我慢が難しくなり、怒ってしまうでしょう。
特に猫はおなかまわりが急所といわれており、触られるのを基本的に嫌がります。おなかなど嫌がる場所をなでるのは極力避けて、頭やあごまわりなど猫が自分では舌が届かず、毛づくろいが難しい場所を中心になでることをお勧めします。
猫が触れられて喜ぶところと嫌がるところがあるのは、猫の「愛撫性攻撃行動」が関係しています。猫がコミュニケーションを取るためにお互いに擦り寄ったりグルーミングをするのは、首から上の部位です。それで、首より下の体やおなかをなでられると猫は不快感を感じ、攻撃性が高まるのです。
3.強くなでないで
猫の肌はとてもデリケートです。ですから、あまり強くなでてしまうと気持ちがいいどころか、乱暴に感じてしまいます。
そのように感じさせないためにも、愛猫が毛づくろいするようにソフトになでてあげてください。そうすれば、愛猫は安心して飼い主さんに身をまかせられます。