猫を飼っている方であれば、一度は愛猫から急な猫パンチを受けた経験があるでしょう。とても不思議なこの行動ですが、実は急な猫パンチにはちゃんとした理由があります。その理由や対処法について紹介します。
猫パンチとは?
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そもそも猫パンチとは、「猫が前足の肉球で人間や動物などをたたく行為」のことです。
軽く猫パンチをされたぐらいであれば、爪が出ていないためそれほど痛くはありません。しかし、本気で猫が急な猫パンチを仕掛けてくる場合、爪が出ていることが多いためケガをしてしまいます。
油断している時に本気で猫パンチされるのはかなり痛いです。ではなぜ猫は急に猫パンチを繰り出すことがあるのか、その理由を見てみましょう。
遊んで欲しいから
猫が急な猫パンチをする理由の1つは、遊んで欲しいからです。人間も誰かにかまって欲しい時には、いたずらっぽく相手をポンポンと叩いたりつついたりします。猫もかまって欲しい時や遊んで欲しい時に急な猫パンチをします。
このような理由での猫パンチは威力があまりなく爪が出ていないため、通常はほとんど痛くありません。
触られたくないから
猫が急な猫パンチをする理由の2つ目は、触られたくない、あるいは近づいて欲しくないからです。慣れていない人や知らない人が猫を触ろうとしても、触られたくないと感じて猫パンチをしてきます。
本気で怒っているから
猫が急な猫パンチをする理由の3つ目は、本気で怒っているからです。本気で怒っている時には猫パンチが炸裂します。
本気で怒っている時の猫パンチは、爪は当然出ていますし、パンチの力もなかなかのものなので出血を伴うケガをすることもあります。
急な猫パンチの対処法
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上で述べた通り、かまって欲しくてパンチをする時は猫の爪が出ておらず威力も強くないため安心です。ところが、触られたくないとか、本気で怒っている場合は猫の爪が出ておりパンチの威力は強いです。
そのため不用意にケガをしないためにも適切な対処策を講じる必要があります。
触るのはほどほどにする
猫に触るとふわふわして気持ちが良く、ついつい長く触り続けたくなります。しかし触るのはほどほどにしておいてください。長く触り続けると猫はストレスを感じてしまいます。
人間の場合でも、いくら仲の良い相手とはいえずっとまとわりつかれるとうっとうしく思いますよね。猫も同じでスキンシップが過ぎると嫌がります。
触られるのが嫌な体の箇所の場合は余計にそうです。具体的にはしっぽやお腹、足を触るのはやめた方が無難です。
猫がちょうど良く感じる程度のスキンシップを楽しむようにします。そうすれば、急な猫パンチを受けることを避けられます。
きちんと注意する
猫はかまって欲しい時やじゃれあう時も、興奮してくると爪を出してパンチする時があります。相手がどれほど痛みを感じるのか理解できないケースもあります。
そうなるとケガをさせてしまう可能性が高いので、相手の動物や人間がケガを負わないためにも、きちんとしつけをすることは大切です。
飼い主さんがきちんと「ダメだよ!」と注意することによって猫は学習していきます。「ここまですると飼い主さんに注意されてしまう」と理解し、きちんと加減ができるようになります。
爪の手入れも忘れずに
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爪の手入れを定期的にしておくことも大切です。手入れが行き届いていれば深い傷を負うリスクは軽減します。
ただし猫の中には爪切りを嫌がる猫も少なくありません。そのため、工夫して爪の手入れをしてあげなければならない時もあります。効果的な方法を解説します。
気を紛らわす
爪の手入れを嫌がる猫には、おやつやおもちゃで気を紛らわす方法があります。例えば、おやつを食べさせている間に、猫の爪の手入れをちゃっかりしてしまう作戦は良い方法の1つです。
この作戦は2人で連携して行うと成功率が高いです。「目の前でおやつを出す係」と「爪をカットする係」に分かれることで、スムーズな作業が可能になります。
洗濯用のネットを使う
洗濯用のネットに猫を入れて爪の手入れをするというユニークな方法もあります。どのように行うかというと、網目の隙間から猫の爪を出して手入れをするという方法です。
この方法であれば1人でもスムーズに爪の手入れをすることが可能です。協力者がいない時に有効な方法です。
まとめ
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急な猫パンチにはちゃんとした理由があることが分かりました。愛猫がどんな理由で急なパンチをするのか理由が分かると、適切な対策をとることができます。過度なストレスを与えないようにしながら、愛猫とのふれあいを楽しんでみてください。