そもそも豆柴と柴犬の違いって?
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わたしたちも、遺伝的要素で背が高い人や低い人がいますが柴犬の中でも小柄な犬がいます。
豆柴として繁殖させ始めたのは1955年(昭和30年ごろ)からになります。
しかし、豆柴はまだ独立した犬種として大きな登録機関では認められていない歴史の浅い犬です。
その遺伝的に小柄な柴犬同志を交配させて、あくまで小柄な柴犬を繁殖させてきたのが豆柴です。
普通の柴犬の平均的な体高が、オス:35〜43センチ、メス:33〜41センチなので結構小さめの犬なのです。
名前の違いは体格の違いって訳ですね!
体高というのは、犬が四肢で立ったとき「き甲」から地面に垂直に下した高さのことです。
「き甲」なんて初耳という方も多くわかりにくいですね。犬の肩甲骨の最も高い部分で、犬を立たせ首から背中にかけて骨を触ってゆくと少し尖った感じに当たる場所です。
この高さが柴犬のスタンダードよりも小さいものが豆柴の大きさということになりますが、柴犬のスタンダードは体高だけでなく細かい決まりがあります。
体高では豆柴でも太っている個体もありますので豆柴のイメージではないケースも少なくありません。また子犬の場合、将来どの位の大きさになるのかはわかりません。
体高の成長が止まり大きさがほぼ決まるのは雄なら生後10か月頃、雌も同じ頃ですが成熟の証である最初のヒートの時期だと言われます。
その後に雄雌ともに筋肉が発達し1歳過ぎまで体重はさらに増えるのです。豆柴だと言われて迎えた子が大きくなり普通の柴犬だったという話はよくききます。
豆柴は大人しいの?小さいから室内飼いじゃないとダメ?
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豆柴の性格はもちろん柴犬の性格を強く受け継いでいます!
一般的に犬は小型化していく過程で甘える要素が強くなるので、一般的な柴犬よりは愛玩犬としての要素があります。
飼育方法においては、基本的に豆柴も日本犬なので、日本の気候は体に合っています。
なので外で飼っても問題はないのですが、体が小さいという性質上、外敵に狙われやすかったり、物珍しさからちょっかいを出されたりすることが多いようです。
室内飼いを保証する方にしか譲らないというブリーダーさんもいるのでできるだけ室内で飼う方が安全ですね。
そして豆柴は柴犬と比べると小柄ですが、成長につれてそれなりに大きくなります。
1番やってはいけないことが、最初は室内飼いにして、成長したら外飼いに変えることです。環境がガラッと変わるので犬に大きなストレスがかかります。
室内飼い犬として飼い始めたら、最後まで室内で飼いましょう!
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室内飼いで要注意しなければいけないのが抜け毛の多さです。
豆柴は日本犬の抜け毛の多さを引き継いでいるので半端なく毛が抜けます。
なので抜け毛対策はバッチリ行いましょう!
豆柴も柴犬もダブルコートの犬種であることは誰もが知っていることです。
ダブルコートの犬種に共通したことですが年2回の換毛期(春~初夏、秋口~初冬)には毎日しかも頻繁なブラッシングが必要です。
使用するのは基本的にはスリッカーブラシですが、これは抜けた毛をかき集めるだけのものですからブラッシングでたくさんの毛を集めたからと言ってもその後の抜け毛が少なくなるわけではありません。
ダブルコートの犬専用に抜け毛と抜け毛予備群を取ることのできる「ファーミネーター」というブラシが販売されています。
驚くほどたくさんの毛を集めることができ、一時的には飛散する抜け毛を減らす効果が期待できるので柴犬はもちろん、豆柴に向いた小ぶりなサイズもありおすすめできます。
ただ使いすぎると毛艶が悪くなるので、抜け毛の多さに閉口してしまったときや来客の予定があるときだけの使用にとどめましょう。
まとめ
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豆柴は犬種として正式には認められておらず、違いはあくまで柴犬でサイズが2回りほど小さい犬と認識しておくといいでしょう。
そして性格から飼い方も柴犬と大差はありません。育てる環境が柴犬はちょっと大きすぎるかもという方はぜひ豆柴をオススメします!
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