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ラガマフィンとラグドールの違いとは?どっちもフワフワで可愛くて見分けがつきにくい!


ラガマフィンとラグドール

ラグドール

pixabay.com

ラガマフィンは長毛種の猫で、大きな瞳を持っているのが特徴です。その可愛らしい外見から、「猫のテディベア」と呼ばれることもあり、日本でも非常に人気の高い猫です。

ラガマフィンは、ラグドールという猫種と非常に似た外見をしていることでも知られています。この2種が似ているのは、ラグドールからラガマフィンが派生したからです。しかし、その経緯には非常に興味深い歴史が含まれています。

ラグドールの歴史

ラガマフィンの元になった「ラグドール」が誕生したのは、1960年代のことです。ブリーダーであるアン・ベイカー氏によって生み出されました。

しかし、ベイカー氏はラグドールに対して厳しい条件を課していたため、他のブリーダーたちがラグドールを繁殖したり飼育したりすることは難しく、一般には浸透していかなかったといわれています。

こうしたラグドールの独占を良く思わないブリーダーたちも存在しており、ラグドールをもっと広めたいと考えていました。

ラガマフィンの歴史

多くのブリーダーたちの要望に反して、ベイカー氏は条件を緩めませんでした。そのため、ブリーダーたちは、「ラグドール」ではなく、ラグドールに似た猫種を作って広めることにしました。そこで作り出されたのが、「ラガマフィン」です。

ラガマフィンはラグドールを元にしていますが、ペルシャ猫やヒマラヤンなどとも交配させています。そのため、ラグドールに似ているものの、ラグドールとはすこし異なった特徴を持っているのです。こうして誕生したラガマフィンは、現在ではブリーダーたちの願いどおり多くの人に愛されています。

ラグドールとラガマフィンが非常に似ているものの、別種として登録されているのは、「可愛い猫を独占したいブリーダー」と「多くの人に広めたいブリーダー」との間の闘いが関係していたからということができます。

ラガマフィンとラグドールの違い

ラグドール

pixabay.com

ラガマフィンはラグドールから派生した猫種であるため、外見や特徴はかなり似ています。ただし、異なっている部分もあります。それは、「毛色」です。

ラグドールの被毛は、シール(こげ茶)、チョコレート、ブルー、ライラックの4種に限定されています。生まれた時は全体的に白い毛色をしていますが、成長するにつれて徐々に4種の色が表れてくるのが特徴です

一方、ラガマフィンの毛色は、ラグドールと違って限定されていません。カラーバリエーションが非常に豊富で、あらゆる毛色や毛柄が認められています。いろいろな毛色の中から自分好みの色の猫を探したいという方に、ラガマフィンはおすすめです。

ラガマフィンもラグドールも、どちらもフワフワとして滑らかな被毛が特徴ですから、どのカラーを選んでも間違いはありません。

ラガマフィンを飼いたい!

ラグドール

pixabay.com

まるで人形のような可愛らしさを持つラガマフィンですが、特徴や性格などもう少し詳しくご紹介したいと思います。

特徴

ラガマフィンの成猫は、体重4.5kg~9kg、体高45cm~60cmほどのサイズなので、家の中でも飼いやすい猫です。

平均寿命は11年ほどで、他の猫と比べると少し短めの寿命です。もちろん、育て方や個体差によって寿命は大きく異なります。健康的な生活を心がけるなら、長生きしてくれることでしょう。

ラガマフィンは長毛種ですが、全体の被毛の長さはセミロング程度です。そのため、他の長毛種よりはお世話が簡単です。首や顔まわりの被毛は他の部分よりも長めですが、そのおかげで高貴な印象を与えています。被毛の肌触りもよく、「シルクのよう」だと表現する人もいるほどです。

性格

ラガマフィンの性格は、「人が大好きで、甘えん坊」です。飼い主さんや家族にもすぐに慣れるため、どんな方にでもおすすめできる猫といえます。

甘えん坊な性格をしているため、猫と一緒の時間を楽しみたい方にはピッタリでしょう。また、比較的穏やかで静かな性格でもあるため、飼い主さんに小さなお子さんがいてもトラブルは起きにくいといわれています。

一方、人懐っこいゆえに、飼い主さんとの時間が取れないとストレスが溜まってしまうこともあります。そのため、ラガマフィンを飼育するのであれば、長期の外出を少なめにしてあげるとよいでしょう。

飼い方

ラガマフィンはごはんをたくさん食べる傾向があります。それゆえに食事量が必要以上に増えてしまい、肥満に繋がることもあります。過不足ない食事量を心がけてあげましょう。

長毛種であるため、被毛のケアは大切です。1日に2回ほどはブラッシングしてあげることをおすすめします。換毛期にはたくさんの被毛が抜けてしまうので、いつもより丁寧なケアが必要になります。シャンプーは月1回を目安にできるでしょう。もちろん、シャンプーのしすぎは皮膚乾燥に繋がりますので、シャンプー以外の抜け毛ケアが大切です。

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