ブラッシングするメリット

pixabay.com
トイプードルを可愛いくて衛生的な状態に保つには、日々のお手入れが欠かせません。月に一度は、トリミングやシャンプーなどのお手入れをするべきでしょう。でも、実はそれだけではお手入れは足りないのです。
ここでは、できれば毎日ブラッシングすることが大切な理由やメリットをご紹介します。
綺麗で可愛く保つ
定期的にブラッシングをしないと、全身に毛玉が出来てしまいます。そうなると毛が絡まり、見た目が悪くなるでしょう。
あまり放置すると、トリミングの時にトリマーさんでも綺麗にカットするのが難しくなってしまうかもしれません。またサロンによっては、毛玉料金を追加徴収されることがあります。
マッサージ効果
定期的にブラッシングすることで、皮膚に適度な刺激が与えられてマッサージ効果を期待できます。また、血行促進の効果も期待できるので、結果的に健康を保つことができるのです。
トラブルの早期発見
毎日ブラッシングすることで、皮膚の状態とチェックすることが出来ます。毎日見ていると、小さな変化にも早めに気づくことができるでしょう。皮膚のトラブルの早期発見は早めの治療につながるので、毎日のお手入れは大切といえます。
信頼関係を築ける
子犬の時から欠かさずブラッシングをすることで、飼い主さんと犬の大切なスキンシップを取ることが出来ます。また、触られることに早めに慣れておくと、大きくなっても信頼関係ができているので、体の大部分は触らせてくれるようになるでしょう。
このことは、病気の早期発見につながるのでとても大事です。手入れされることに慣れておくなら、サロンや病院でもストレスを減らすことができるかもしれません。
ブラッシングに用意するもの

pixabay.com
何をするにも道具は必要です。ブラッシングを行うにも最低限必要なものが幾つかあります。以下のものは押さえておきましょう。
- コーム
- スリッカーブラシ
- ピンブラシ
- 獣毛ブラシ
- ハサミ
- おやつ
スリッカーブラシは2種類あります。ソフトタイプとハードタイプです。トイプードルにはソフトタイプがおすすめです。
スリッカーブラシは苦手な犬が多いようなので、子犬の時やどうしてもスリッカーブラシを受け付けない時は獣毛ブラシを使用できるでしょう。でも、あくまでもブラッシングに慣れさせる目的です。スリッカーブラシのように毛のもつれは取れないので、代用品にはなりません。
ブラッシングの仕方

pixabay.com
ブラッシングする手順をしっかり学ぶなら、誰でも自分で行うことができます。では、ブラッシングの仕方を順番に解説していきましょう。
動かないように固定する
まずは犬が動かないように落ち着かせる必要があります。犬は高いところが苦手なので、高いテーブルの上に乗せるとおとなしくしている傾向があるようです。ゆえに、ちょっと高めのテーブルに座らせると作業しやすいでしょう。手頃なテーブルがない場合は、座って抱き抱えて行うこともできます。
毛をほぐす
ブラッシングをする前に毛玉をほぐす必要があります。そうすることで、痛い思いをさせることを防ぐことができるでしょう。
ブラッシング
片手で毛を掻き分けながらブラッシングをしてください。皮膚を傷つけないように、毛の流れに沿ってブラッシングしていきましょう。皮膚面と平行にブラシを動かすことで、犬への負担を減らすことができます。
背中、首元、お尻周り、顔周辺、お腹周りの順番でブラッシングしてください。耳裏や脇の下など、毛玉のできやすい箇所は重点的にブラッシングが必要です。
仕上げ
コームを使って全身の毛並みを整えます。やり残しがないかをチェックしましょう。もし引っかかったなら、もう一度スリッカーブラシでブラッシングしてください。
ほめる
最後までブラッシングできたら、いっぱい褒めてあげましょう。おやつをあげることもできます。こうすることで、ブラッシングをするといい事があると覚えて、次回からおとなしくさせてくれるようになります。
ブラッシングの頻度

pixabay.com
基本的に、トイプードルのブラッシングは1日1回です。どうしてもできなかった場合でも、2日に1回は必ず行ってください。
何歳から始める?
生後2~3ヶ月でブラッシングを始めることができます。ただし、最初からブラッシングをするのではなく、コームやスリッカーブラシに触れさせて慣らすことから始めてください。徐々に慣らすことで、怖がらせずにブラッシングできるようになります。