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猫が網戸にいたずらするのをやめさせたい!猫のいたずらの理由と対策をご紹介します!


愛猫が網戸にいたずらをしてしまう!どうしたらいいの?!

外を見ている猫

Africa Studio/shutterstock.com

暑い夏の時期がやってくると、室内のモワッとしたよどんだ空気を外に出して、自然の心地よい風を取り入れたくなりますよね。特にエアコンが苦手な方にとっては、外の自然な風の方が良いと感じて、窓を開けて過ごす方も多いことでしょう。

ただ猫を飼っている方にとって困るのは、窓を開けて網戸だけの状態にしておくと、猫が網戸にいたずらをしてしまうということでしょう。

たとえば網戸をよじ登ったり、爪で引っ掛けて破いたり、体当たりして外したりすることがあります。その破れたところや外れた部分から脱走してしまうのです。また、器用な猫にもなると、網戸を横にスライドして開けられることに気付く子もいます。

きっと猫を飼った経験がある方にとっては、あるある!とうなずいている方が多いと思います。我が家もこの猫の網戸いたずらにはほんとうに悩まされました。

網戸の網目は細かいので、爪も引っかかりやすいんですよね。うちの猫たちもそれで降りられなくなってよく鳴いていました。

特に我が家の場合困ったのは、網戸の下の方を上手に手で押して、網戸を押さえているゴムの強度をだんだんと弱めていくんです。そうするといつの間にか網戸の下の方が開いて、そのわずかな隙間から外に脱走するということを繰り返していました。

猫はとっても賢い動物なので、一度覚えたことを繰り返して何度もやります。こうやったら開いた!というのを学習したら、同じことをやればまた外に行けるということを学んでしまうのです。

そうした網戸へのいたずらは、網戸に穴が開いてしまったり何度も破られてしまったりして、網戸本体が壊れてしまうのももちろん困りますが、やはり猫のケガにつながってしまう恐れがあるという点がいちばん不安に感じますよね。

特に室内飼いをなさっている方にとっては、絶対に外に出ないように普段から気を付けていることと思いますし、愛猫がケガや脱走をしないように早めの対策をなさりたいところだと思います。

では、そもそも猫が網戸にいたずらをしようとするのはなぜなのか、その理由をいくつか考えてみることにしましょう。そして、網戸へのいたずらをやめさせるのに効果的な対策方法についてもご紹介していきたいと思います。

猫が網戸にいたずらする理由とは

網戸越しの猫

Africa Studio/shutterstock.com

猫は高いところに登るのが好きだから

猫は木や塀など、高いところによじ登るのが大好きです。高いところに登って周囲の状況を見回すことで、外敵から身を守ろうとする、猫本来の習性からきています。

網戸は目が細かいので、猫がよじ登るのに最適なのでしょう。いったんそれを覚えると格好の遊び場の一つになって、何度もよじ登ろうとするのかもしれませんね。

爪とぎの場所と勘違いしているのかもしれない

猫が網戸に爪を引っ掛けていたずらする場合、もしかすると網戸を爪とぎの場所と勘違いしている可能性も考えられます。

もちろん別の場所に爪とぎをきちんと用意されていると思いますが、網戸に爪をかけた時の素材等が気に入ったのかもしれないですし、いま使っている爪とぎが好みではないのかもしれません。

網戸をよじ登るわけでもなく、脱走しようとするわけでもないのに、何度も爪を引っ掛けていたずらする猫の場合、もしかすると爪とぎの場所になっているのかもしれないですね。

網戸に寄ってくる虫を捕まえようとしている

猫は網戸の外の様子に興味津々です。我が家の猫もベランダに来ている鳥を捕まえようとして、窓に突進していったことがありました(笑)きっと猫本来が持っている狩猟本能が刺激されるのでしょうね。

特に夜になると、光につられて窓や網戸に虫が寄ってくることがあります。そうした虫を見て、捕まえようと網戸によじ登ったり体当たりしているのかもしれません。

ストレスを感じているのかもしれない

特に完全室内飼いの猫の場合だと運動不足になりやすく、また遊びが足りないことでストレスを感じる場合があります。

猫は高いところに登ることがストレス発散になるため、網戸によじ登ることでストレスを発散させようとしているのかもしれません。

また、網戸にいたずらをすると、飼い主さんが声をかけたり怒ったりするなどして構ってくれますよね。わざと網戸にいたずらをすることで、飼い主さんの気を惹こう、構ってもらおうとしている可能性も考えられます。

外に出ようとしている

いちばん考えられる理由かなと個人的には思うのですが、特に網戸に穴をあけるとか破るなどして、一度でも脱走した経験がある猫で、何度も網戸にいたずらして同じことを繰り返す場合は、「外に出る味を占めた」と考えて間違いないでしょう。

猫は賢い動物です。一度学習したことで楽しい経験だと感じたことは、とにかく何度も繰り返します。我が家の猫もそうでした。同じ場所を何度も手で押して、何度も脱走を試みました。

一回成功してしまうと、網戸にいたずらする回数や頻度も増えると考えられます。そうなると早めの対策が必要になるでしょう。

猫が網戸にいたずらするのをやめさせるには

猫が網戸にいたずらするのがどんな理由であったとしても、飼い主さんとしては早めに対策を講じておきたいところだと思います。猫が網戸にいたずらするのをやめさせるにはどうしたら良いのか、考えてみましょう。

網戸によじ登る猫ちゃんの場合

キャットタワーで遊ぶ猫

Africa Studio/shutterstock.com

・網戸に両面テープを貼る
網戸によじ登るのをやめさせたいなら、猫が登る範囲の場所に両面テープを貼っておくことができます。猫は登ろうとすると、手にベタベタしたものがくっつくので嫌がります。

これを繰り返すことで、この場所は遊び場として気に入らないと猫がインプットしてくれる可能性があります。

両面テープを貼るだけで良く、わざわざ網戸を買い替えるわけではないのでコスト面でもかかりませんし、猫を傷付けることもありません。

ただしデメリットもあります。見た目がきれいではないということ、あまり貼り過ぎると風通しをよくするという網戸本来の役目を果たさなくなってしまうこと、ゴミや虫がくっついてしまうことなどです。

また、テープのベタベタをまったく気にせず網戸を破ろうとする猫ちゃんの場合には、この方法は効果が無いと言えるでしょう。

・ペットフェンスを置く
ペット用のフェンスやゲートを網戸の前に置いておくという方法です。窓の前にペットフェンスを置いておくことで、猫が網戸に近づけなくなるメリットがあります。

ただし、簡単にフェンスを飛び越える猫の場合はさらに別の対策が必要になるでしょう。

飼い主さんの中には、網戸脱走防止用のフェンスを使っている方もいます。ただしこの専用フェンスは、一つ1万円近くとお高めなので、全部の網戸に対策しようとなるとコストがかかります。

それで、ホームセンターや100均などでも売っている「ワイヤーネット」と「突っ張り棒」を使って脱走防止用のフェンスを作っている方も多いです。結束バンドで簡単に作ることができます。

このワイヤーネットを網戸の前に立てかけておいただけで、猫が網戸を開けることや破いて脱走することをしなくなった、という飼い主さんは結構多くいましたよ☆

・遊び場を増やす
網戸に登って遊んでいるようであれば、キャットタワーやキャットウォークなど、猫が上下に運動できるような遊びグッズを増やしてあげることで、網戸から猫の気を逸らすことができます。

アパート住まいなどで壁に穴を開けられないとか、スペースが狭いといった方でも、穴を開けずに設置できるキャットウォークなどもありますので、ぜひ試してみてください。

網戸を破る猫ちゃんの場合

爪を切ってもらう猫

inxti/shutterstock.com

・爪を切ってあげる
網戸をガリガリ引っ掛いたいたずらを繰り返す猫の場合、爪とぎの場所になっている可能性もあります。こまめに爪を切っておくだけで、いたずらの回数も減るかもしれません。

爪とぎがいたずらの理由でないとしても、爪が長いと網戸に引っかかって降りられなくなる場合もあります。(我が家の猫がそうでした)

爪が網戸に引っかかると、爪が割れるとか折れるなどして猫のケガにもつながりかねないので、やはり爪を切っておいてあげることは大切だと感じます。

また、爪とぎが気に入っていないことが網戸にいたずらをする理由かもしれないので、爪とぎの素材や種類をいくつか用意してあげて、そちらに興味を持ってもらうこともできます。

・引っかき防止用のスプレーを使う
猫が嫌いな柑橘や木酢、山葵などのにおいを配合して作られた、猫の引っかきいたずらを防止するスプレーがあります。

そうしたスプレーを網戸にかけておくことで、「網戸に近づくと嫌なことがある」と猫に学習させる方法もあります。


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