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【高校野球】明大八王子 合言葉は「勇気を持って」継続試合制す/西東京


創価対明大八王子 9回のピンチを守り切り、喜ぶ明大八王子ナイン(撮影・泉光太郎)

<高校野球西東京大会:明大八王子7-5創価>◇17日◇3回戦◇スリーボンドスタジアム八王子

キャプテンの一打に「神風」が吹いた。

継続試合で同点の8回2死二、三塁から始まった明大八王子の攻撃。再開から1分半過ぎ、村田晃毅捕手(3年)がカウント2-1から4球目の真ん中直球を右前へはじき返した。相手右翼の失策の間に三塁に到達すると、三塁側スタンドへ両拳を掲げた。

値千金の2点勝ち越し打は「みんな自分が打つ期待をしていなかったかもしれない。でも、みんなびっくりしていてうれしかった」。継続試合決定から24時間28分後、重圧から解き放たれたチームは声を張り上げ、喜びを爆発させた。

試合前の村田へ「お前以上の打者はいない」と言葉をかけた椙原貴文監督(42)も「僕の想像以上に彼が強い気持ちを持ってやってくれた」とたたえた。

創価とは毎年、春と秋に練習試合を行う間柄。新チーム以降の成績は2戦2分けだったという。

6月の組み合わせ抽選会ではシード校で最後にくじを引いて同じ山に創価が入った時は、村田は「誰が来るのかなと思ったら、なんで創価が来るのかな」と不思議に感じていた。

この日のチームの合言葉「勇気を持って」-。

逆転後の9回の守備は無死一、二塁の大ピンチを招いたが、明大八王子ナインの集中力は途切れることはなかった。歓喜の声であふれた球場。夕日に照らされた紫紺はいつも以上に美しかった。【泉光太郎】

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