アパートやマンション暮らし、共働きのご家庭でペットとして犬を飼おうと考える際に、気になるのは1日にどのくらいの運動量、散歩が必要なのかではないでしょうか。
忙しい生活を送っている飼い主にとって、毎日の運動量や散歩量が多い犬種を選んでしまうと世話が大変です。飼い主にとっても、犬にとっても負担になってしまっては、せっかく家族としてペットを迎えるのに、残念な結果になってしまいます。
そこで、ここでは、一般的に運動量が少ないと言われている犬種を紹介します。一日の内、ペットのために使える時間がどのくらいあるのか考えて、どの犬種を選ぶか、決める際の参考にしてください。
そして、犬にとって、毎日の運動は健康維持のために重要です。実際にどのくらいの運動量が必要なのか、散歩と運動の違いについても取り上げます。どのように運動させたらよいかアイディアをいくつか紹介します。愛犬に運動させる際に、ぜひ取り入れてみてください。
運動量の少ない犬種
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一般的に、大型犬と比べて、小型犬は運動量が少ないと言われています。
いずれにせよ、もともと犬は野生で生きる動物として、生き延びるために食べるための獲物を狙って走る習性があります。その習性は、ペットとして室内で飼われるようになったとしても変わっていません。
つまり、犬にとって、運動することは毎日の生活の一部となっていて、健康維持にも欠かせません。ですから、どんなに忙しい生活を送っていても、飼っている愛犬の運動量を毎日満たしてあげることが、健康で長生きしてもらうためにはとても重要です。
まずはここで、忙しくてあまり一緒に運動させてあげる時間がないかもしれない、と考えている方のために、もともと運動量が少ない犬種を紹介します。
①チワワ
チワワ
日本で室内で飼う小型犬としてとても人気の高いチワワは、飼っている室内で動き回っている程度で十分と言われるほど、1日の運動量が少ない犬種です。
成犬になっても、とても体が小さく、散歩に行くとしても20~30分歩けば十分と言われています。
見た目がかわいらしく小さいので、落ち着いた大人しい性格と思われがちですが、実は勇敢な性格で、大胆なことをして飼い主を驚かせることもあるようです。そして、自分の気持ちをしっかり持っているので、頑固な一面を見せることがあります。
1日20~30分の散歩であれば、共働きで忙しい方でも、自分の健康のためのウォーキングも兼ねて、少しの努力で時間を作れるのではないでしょうか。
②ヨークシャーテリア
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一般的に、テリアは狩猟犬としての役割を果たすことが多いので、他の犬種に比べて、運動量が必要と言われています。
ただし、ヨークシャーテリアは運動量が少ないようです。たしかに、ヨークシャーテリアもネズミなどの小動物のような獲物をとって食用としていましたが、自分自身の体のサイズも小柄なので、他のテリア系の犬種と比べるとあまり運動量は必要ないようです。
例えば、一日の散歩は30分ほどで十分と言われています。
③シーズー
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昔の中国では貴族に守り神として、大切に飼われていたシーズーですが、比較的運動量が少ない犬種として知られています。
シーズーは基本的に、穏やかでフレンドリーな性格をしています。しかし、貴族に大切に、そしてかわいがられて飼われていたからなのか、頑固でプライドが高い一面もあります。
運動量が少ないと言われていますが、シーズーは小型犬の中では、がっちりとした体型をしていて、太りやすい傾向があります。したがって、肥満防止のためにも運動はしっかりさせた方が健康で長生きしてもらえるでしょう。
④ペキニーズ
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シーズーと少し見た目が似ているペキニーズも、運動量が少ないと言われています。中国では古くから「獅子犬」とも呼ばれ、中国の皇帝と皇族以外の人は飼うことが許されなかったという、とても高貴な犬種です。
性格は、猫のように飼い主にべったり甘え過ぎない、クールなのが特徴です。基本的にはおとなしい子が多く、散歩も長くしなくてもいいので、仕事で帰りが毎日遅いご家庭にはおすすめです。
また、暑さに弱い犬種なので、夏場の散歩は涼しい時間帯にするようにしましょう。
⑤マルチーズ
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マルチーズは昔、船乗りや貴族たちによって室内で飼われていた犬種です。そのため、あまり運動を必要としないと言われています。
マルチーズの性格を一言で言い表すと「高貴で一途」。基本的には、おとなしい穏やかな性格を連想させるぬいぐるみのような外見ですが、意外と好き嫌いが多く、プライドが高い貴族のような性格の子が多いとも言われています。また、頑固で人見知りという一面も持っているので、飼い主さんに一途に想いを向けるかわいい姿勢も人気の秘密です。
運動量が少ないと言っても、健康維持のために、20~30分の散歩は必要です。
⑥チャイニーズ・クレステッド・ドッグ
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体の毛が少ないことでよく知られている小型犬、チャイニーズ・クレステッド・ドッグは、昔から室内で飼われていたので運動量が少ないのが特徴です。ちなみに、全身に毛がある子もいるようです。
散歩させるときは、毛が少ない犬種なので、体温と皮膚への影響を考えてあげる必要があります。
毛が少ないため寒さに弱いので、気温が低い冬の時期の散歩の時は、防寒対策をしてあげる必要があります。反対に、夏の日差しが強い時期は、紫外線が皮膚に与える影響を考えて、ダメージを少なくするために、通気性の良い服を着せて散歩したり、日陰を歩けるように配慮したりすることが必要です。
⑦ポメラニアン
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ポメラニアンは、ドイツ生まれの使役犬です。そのため、気が強く自立心があるのが特徴です。意外と縄張り意識が強く、環境が変わることが苦手で、見知らぬ人には警戒心を示す傾向があります。
それでも、飼い主と一緒にいることを好む友好的でかわいい一面も持っていて、それが長く続くポメラニアン人気の秘密かもしれません。
⑧ダックスフンド
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ダックスフンドは室内で飼える、運動量の少ない犬の中でも、特に人気のある犬種です。足が短く、胴が長い姿が特徴的な小型犬です。
性格も、温厚で、飼い主に甘えるのが大好きな甘えん坊タイプです。
⑨トイ・マンチェスター・テリア
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ヨークシャーテリアと同じ、一般的には運動量が多いと言われているテリア系の犬種です。ヨークシャーテリアの場合と同じように、もともとはネズミ捕りに使われていた犬種ですが、小型犬なので、散歩にかける時間が少なくてすみます。
明るくて、優しく、愛情深い性格と特徴としていて、遊びが好きという一面を持っています。
他の運動量の少ない犬種は、どちらかと言えば、かわいい系の小型犬が多いですが、トイ・マンチェスター・テリアは、見た目がシャープなかっこいい系の犬種です。
かっこいい、シャープな見た目が好みの方には、おすすめです。
⑩フレンチブルドッグ
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フレンチブルドッグは、ブサカワ系の中でも室内で飼える、小型で、運動量が少ないと言われている犬種です。
活発で、頭がよく、遊びが好きなので、一緒に遊びたいと考えている方にはおすすめです。きちんとしつければ、基本的には無駄吠えをしたり、むやみに室内を駆け回ることもないと言われています。
運動量は少なくていいフレンチブルドッグですが、最大の特徴でもあるしわの手入れが必要です。しわに溜まったゴミを柔らかい布や綿棒などを使って、優しく拭き取って挙げる必要があります。
ここまでで、運動量が少ないと言われている、10種類の犬種を紹介しました。小型で、昔から屋内で飼われてきた歴史を持つ犬種が運動量が少ないという傾向を持っているようです。忙しい生活を送っているけど、犬を飼いたいと思っている方は、これらの犬種を検討してみるのはいかがでしょうか。