ドラッグの売買に利用された狼犬
ドラッグ売買の現場にいた狼犬
wolfconnection.org
覚せい剤の取引現場である敷地に踏み込んだおとり捜査官は,取引現場を取り押さえ,ウルフィー(Wolfee)という名の狼犬を没収することができました。とはいえ,ロサンゼルス地域で狼犬を所有することは違法とされているため,彼の身は依然危険な状態。その上,正式な狼犬保護団体も数少なく,ウルフィーは個人の家で飼うこともできなかったのです。出典:http://www.heroviral.com/wolf-dog-rescuers/
オオカミと犬の血が混じった狼犬,ウルフィーは,人間の身勝手な取引のせいでその人生を台無しにされるところでした。
救助隊に助けられ,自分の人生が救われたことが分かっているかのようなこの表情・・・とても優しい眼をして自分の命の恩人を見つめていますよね。
ひとまず,自分の命を薬物売買に悪用されることから守ってもらったものの,それからも彼の前途にはその血統ゆえに大きな問題が立ちはだかっているようです。
ウルフィーの血統
wolfconnection.org
ウルフィーは,”低含有”狼犬,つまり,オオカミの血統より犬としての血統の方が強く,所有者によって不当に分類されたため,彼の人生が危険にさらされることになってしまったのです。そんな中,幸運にもウルフィーを保護できる団体が現れました。”Wolf Mountain Sanctuary”という,カルフォルニアの正式なオオカミ保護団体です。このオオカミ保護団体はその後,”Wolf Connection”という狼犬の保護と保護地域に携わる団体に接触しました。出典:http://www.heroviral.com/wolf-dog-rescuers/
狼犬でも,”オオカミより”,”犬より”というのがあるようですね。
自分の人生を助け出してくれた人に対して,これほどまでに優しく穏やかなまなざしを向けられるのは,やっぱり犬としての血統が多いからなのかもしれませんね。
それにしても今回は,犬と言ってもオオカミの血統が混じっているだけに,単純に保護して保護施設へ・・・というわけにはいかなかったようです。
ウルフィーを助けるために,多くの人たちの力が注がれたようですね。