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5年間のネグレクトの末。ユニークなルックスの犬が同じ境遇の女性のハートを鷲掴み!


きっかけは友人の投稿だった

一目見てピ~ンと来た!

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「私の友人が預かりか飼い主を募集するためにボーの写真をSNSに投稿したの。その日のうちに友人に連絡してその子を引き取りたいと伝えたわ」とボーの現在の飼い主ジェイミーさん。
出典:https://www.thedodo.com/close-to-home/labrador-dog-unusual-face-finds-family

こちらがそのユニークなルックスだと言われるボーです。
一見するとラブラドールレトリバーとは思えないような顔立ちですが、笑顔いっぱいのその表情にこの子の性格の良さが現れているような気がします。
しかし一体なぜボーはこのような容姿で生まれて来たのでしょうか。

ユニークなお顔に隠された事実

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ボーは母親の胎内に居る時、6匹の兄弟達に押しつぶされ、頭蓋骨が圧迫されこのような容姿で生まれて来ました。
「でも知能には問題もないし、MRI検査の結果でも普通の犬同様に健康だってわかったのよ」とジェイミーさん。
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ラブラドールレトリバーのような大型犬は子沢山で一度に6匹の子犬を産むことは多いと思いますが、このような例はこれまでお目にかかったことがありません。
利益重視のブリーダーが無理な交配をさせたことが原因で障害を持って生まれてくる子犬も少なくありませんが、もしかすると、ボーの母犬も同じような目に遭っていたのかもしれませんね。

いい加減な飼い主とブリーダー

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ボーの犬生の初めは困難なものでした。
「ブリーダーはこの子を売ることができずに無料である男性に譲ったの。でも同居猫と上手く行かなくて、外での生活を強いられるようになったの」とジェイミーさん。
こうして5年間、ボーはネグレクトを受け続けて来たのです。
出典:https://www.thedodo.com/close-to-home/labrador-dog-unusual-face-finds-family

ボーのブリーダーが悪徳であったかどうかは何とも言えません。
しかし飼育環境も確認せず子犬を譲ってしまうあたり、あまり良識のあるブリーダーとは言えないような気がします。
その上、猫との相性が悪いからと屋外へ放り出してしまうとは、全てがちぐはぐなこの飼い主には怒りを覚えます。

これ以上、許さない

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地元の保護グループがボーのレスキューに介入し始めましたが、長年屋外で躾けもされていなかったボーは預かり先から何度も飼い主に戻されました。やがてジェイミーさんが飼い主を訪問すると、そこにはあばらが浮き出てノミと耳ダニだらけのボーの姿がありました。
「彼の健康状態がどれだけ悪かろうと私には関係無かったわ。もう預かりと飼い主の間の往復なんてさせたくなかったの」とジェイミーさん。
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預かりさんと飼い主との間を何度も往復とは一体どういうことなのでしょうか。
動物愛護に携わる方はもう少し責任を持って預かりボランティアを選んだりしているのかと思っていましたが、途中で投げ出す方が多いということには驚きを隠せません。
確かにしつけをされていない犬と付き合うことは大変なことでしょう。
しかしもう少し覚悟を持ってボーを預かって欲しかったですね。

辛い過去を背負ったボーを両手を広げて受けとめてくれたジェイミーさんですが、どうやらその決意の裏にはジェイミーさん自身の体験が関わっているようです。

同じ境遇だからこそ

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ジェイミーさんは2歳で天涯孤独となり、9歳で里親に引き取られました。そのことからたらい回しされることの辛さを身をもって理解していたのです。
「ボーに安住の地を与えてあげたくて引き取ったの。彼には犬らしく生きて欲しいもの」とジェイミーさん。
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ジェイミーさん自身が幼くして両親と別れ、辛い預かり生活を経験してきたんですね。
そんなジェイミーさんだからこそ、何度も何度も出戻るボーの気持ちが痛いほどわかったのでしょうね。

さて、晴れてジェイミーさんに家族として迎えられたボーでしたが、彼の前途はまだまだ不安でいっぱいだったようです。

生存率50%と言われても

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動物病院での診察の結果、ボーがフィラリア陽性であることがわかり、獣医師からは生き残れるチャンスは50%だと言われました。しかしジェイミーさんは密かに誓っていました。
「獣医さんにこう言ってやったわ。そんなの関係ないってね」とジェイミーさん。
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ご存じの方も多いかと思いますが、フィラリア症は蚊が媒介する病気で定期的な予防が必要です。更に予防をしていなければ室内犬より外飼い犬の方が圧倒的に感染する率が高いと言えるでしょう。
症状が重度の場合、手術での治療が必要となることもあります。
ただ比較的軽度であれば陽性であっても継続的な投薬で陰転させることは可能ですが、それにはそれなりの体力を必要とします。
ボーの場合、あばらが浮き出ているほど痩せこけているため、すぐに投薬を開始することはできません。
これからはまず体重を増やすことが優先されますね。

みんなが諦めることをやめた

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酸素吸入をしながら1か月間の療養が始まりました。一進一退を繰り返す中、獣医師は24時体勢でボーを診てくれ、容態が危ぶまれた時にはさよならを言うために午前3時に呼び出しをしてくれたこともありました。しかしジェイミーさんと同様、ボーは諦めなかったのです。
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こちらがとっても優しい笑顔の担当の獣医さんです。
正直ボーの容態がそこまで悪化していたとは想像もしていませんでしたが、彼を本当の意味で助けたのは彼を信じ諦めなかったジェイミーさんの思いだったのでしょう。
そしてそんなジェイミーさんの気持ちが伝わったのか、がんばったボー。
この調子なら、きっともうすぐフィラリアの治療が可能になりそうですね。

一歩前進!

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数週間が過ぎ、少しずつ体重も増え始めやっとフィラリア治療が開始されました。残念ながら耳ダニのせいで左耳の聴力は失われ、右目も不自由ですが、やっとのことで健康へ一歩前進したのです。
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フィラリア症の投薬を受けながらやがてそれが陰性へと転じるまでには数年かかると言われています。
しかし、日常生活は健常な犬とはなんら変わりなく過ごす事ができます。
やっとのことで退院できたボー。
これからは思いっきりジェイミーにさんに甘えることができますね。

ひゃっほ~!

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ジェイミーさんの元へ来てからのボーは180度変わりました。
「彼は外飼いだったけど、今は外には出たがらないの。私が外に出るとついて来るけど、家に居る時はドアのそばで窓の外を眺めているわ」とジェイミーさん。
出典:https://www.thedodo.com/close-to-home/labrador-dog-unusual-face-finds-family

外飼いだった犬が室内での生活に慣れるのはとても難しいことだと耳にしますが、それも個体差があるのでしょうね。
人のそばにいること。
それが人が大好きなボーが本来望んでいたことなのでしょう。
きっと前の飼い主とは体験することができなかったドライブにも満面の笑みのボー。
今の暮らしとっても気に入っているのでしょうね。

親友もできた

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6歳のボーには13歳の相棒ライリーがいます。ライリーは室内で暮らすことがどんなことかをボーに教えてくれました。
「ライリーとボーは大親友よ。年齢差はあっても相性はばっちり。子犬みたいに振る舞うボーに刺激されてライリーも若返ったみたい」とジェイミーさん。
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大好きなライリーと一緒にまたまたドライブを満喫中のボー。
13歳でお顔が少し白くなっているライリーですが、若い犬と過ごしていると、気持ちまで若くなるのでしょうね。
お家にこもって寝たきりよりも親友とアクティブな生活を送るほうが絶対にいい薬になりますね。

大家族こそが僕の理想の家族だったワン!

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ジェイミーさんは地元の保護団体の預かりボランティアをしており、ボーはやって来る猫や犬達のお兄ちゃん役として大家族の暮らしを満喫しています。そして最近、預かりとしてやって来たスカウトのことも大歓迎してくれました。
「彼は犬生を謳歌中よ。彼から学んだことは数えきれないわ」とジェイミーさん。
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新入りの預かり犬スカウトと青空の下でアウトドアを満喫中のボー。
そしてその顔にはやはり笑顔がはじけます。
これまでこんなに笑顔の犬を見たことがありますか?
こんな風にいつも笑ってくれていると、見ている方も元気をもらえますね。

地獄のような生活から最高の幸せを手に入れたボー。
これからは同じ境遇の子達のお兄ちゃん役として彼らを幸せに導いて欲しいですね。

ずっと笑顔でね、ボー!

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