暗い人生から明るい人生へ
光があっても暗い人生

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重傷を負った独りぼっちのシェップ(Shep)を引き取ったのは,”Two By Two Rescue”という保護団体でした。この団体が推定年齢5歳のビーグル犬の写真をフェイスブックにアップしたことで,彼に新しい飼い主が現れることとなったのです。出典:https://www.thedodo.com/dog-missing-eyes-1964097820.html
心も体もぼろぼろのシェップはどんなことを思い,何を見ながら,どこまで行こうと考えていたのでしょう。
進んでも進んでもなかなか幸せにたどり着けない彼の前に,人生を切り開いてくれる頼もしい味方が現れました。
この団体に発見されなければ,薄暗い視界を頼りにあてどもない人生を歩くこととなっていたでしょう。
悲しすぎる過去

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地元の獣医によると,シェップはかなり長い期間縛られたままで世話をされていなかった形跡があったようです。シェップの残っている片目からは体液がにじみ出て感染症を起こし,これが彼の苦痛の原因ともなっていました。その後,彼を診断した眼科医は,この片目もあまりも損傷がひどいため摘出する必要があると判断しました。シェップから完全に光が失われたのです。出典:https://www.thedodo.com/dog-missing-eyes-1964097820.html
青色の瞳はまるで埋め込まれたビー玉のように光を反射しているだけで,”生”があまり感じられません。
そしてその眼球から続く一筋の跡。
まるで涙の跡のように見えます。
美しい青色の目があっても,これによってシェップが大きな光を得ることはなく,むしろこれは彼にとって苦しいだけの存在にすぎないようです。
そして医師の適切な判断によって両目が失われたシェップ。
彼の前に広がるのは黒一色の世界のはずでした。
暗い世界のはずが・・・

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怪我を負ってどのくらい放置されていたのか,どのくらい見えていたのかわかりませんが,シェップは盲目になった事を怯えている様子には見えませんでした。出典:https://www.thedodo.com/dog-missing-eyes-1964097820.html
目の前に広がるものは何もないはずにもかかわらず,しっかりと前を向きカメラに顔を向けるシェップ。
彼の目には何も映っていないはずですが,彼からも暗い様子は一切見えません。