あまりにも小さいピットブルの子犬
持って生まれた障がいとは?
「飼い主さんはサーシャが口唇口蓋裂であることに気付いていたの。うちに来た時はそれはもう小さくて弱々しかったわ」SNARRの代表コートニーさんはそう話します。出典:https://www.thedodo.com/close-to-home/small-pit-bull-puppy-dog-cleft-palate
サーシャが持って生まれた障がいの口唇口蓋裂(こうしんこうがいれつ)とは、上唇が鼻先まで裂けている状態のこと。
ある程度成長すれば外科的手術で治療も可能なのですが、なにせサーシャは生まれてほんの数日。
更にこの障がいを持っている子は自力でミルクを飲むこともできません。
とりあえずこの時点では手術よりも体力をつけ成長を促すために人工的にミルクを飲ませることが最優先されますね。
エキスパートにその命を託した
チューブでの給餌が必要なサーシャのため、コートニーさんは重篤な動物の看護に経験豊富なマリーさんにお世話をお願いしました。出典:https://www.thedodo.com/close-to-home/small-pit-bull-puppy-dog-cleft-palate
マリーさんのお宅に来た時の体重はわずか300gだったというサーシャ。
成人女性の手のひらに収まるほどの小さな体です。
マリーさんの元でしっかりと栄養を付けて少しづつでも大きくなってくれるといいのですが...
困難は一つだけでは無かった
マリーさんはサーシャの頭部が一般的な子犬より大きいことに気付きました。病院ではサーシャは水頭症だと診断され、その他にも呼吸器や泌尿器感染症もあったのです。しかしサーシャは負けませんでした。出典:https://www.thedodo.com/close-to-home/small-pit-bull-puppy-dog-cleft-palate
「この子の生きる意志はすごいの。これだけ患っていると普通は生きていられないはずよ」とマリーさん。
水頭症とは頭の中に髄液が溜まり脳を圧迫している状態で、それに伴う症状として運動機能の低下や視力障害、そして食欲不振などが挙げられます。
確かに一目でサーシャの頭が肥大していることがわかりますね。
それでも生きることに貪欲だと言うサーシャ。
動物というのは本当に前向きでひた向きな生き物ですね。
その姿は尊敬に値します。
3か月後のサーシャの姿は…