「今日こそ、わんさんに勝つ!」
向かい合う、わんちゃんと猫ちゃん。
実はこの二人、本気ではないものの、ちょっと いざこざ しているのです。
猫ちゃんは わんちゃんの攻撃を恐れてか、お目めをしょぼしょぼさせています。
「あいたー!?」
緊迫感が漂い始める二人。
そのプレッシャーに耐えかねたのか、先に動いたのは わんちゃんでした!
長い前足を伸ばして、猫ちゃんのおでこをパシーッと押さえます!
「ぐぬぬ」
猫ちゃんは、わんちゃんの素早すぎる先制攻撃に手も足も出ません。
思わず大きく口を開けて声を上げますが、すぐに黙り込みます。
どうやら、無防備なおでこを ぎゅむっと押されて、完全敗北を悟ったようですね。
「やめて下さいよ、わんさん」
不服そうな顔をしつつ、後ろへ下がる猫ちゃん。
あらぬ方向を見つめながら猫ちゃんのおでこを押していた わんちゃんは、サッと手をどけてあげます。
わんちゃんの攻撃ターン!?