助けたいという気持ちが生み出した壮大な旅
遠いエジプトの地で
子猫のポピーはエジプトのカイロの街をさまよっていたところを発見されました。片目しか無く母親もいないポピーは真菌という皮膚病を患っており誰かの助けが必要だったのです。出典:http://www.lovemeow.com/man-saves-one-eyed-kitten-from-streets-what-a-difference-a-week-can-ma-2429386291.html
こちらが保護されて間もない頃のポピーの様子です。
ご覧のようにポピーの目や鼻の周りは皮膚病のせいで脱毛が確認されます。
ポピーの患っていた真菌とは水虫の原因にもなる白癬菌が起こす皮膚病。
白癬菌は実は日常のどこにでも存在する菌なのですが、
特に栄養不足で抵抗力の弱った個体は感染しやすいのだそう。
きっとポピーも一人ぼっちでお腹を空かせて体力も落ちていたゆえの感染だったのでしょう。
心優しい男性の助けを借りて...
ある日心優しい男性がポピーの写真をFacebookで目にしてお世話を買って出てくれました。出典:http://www.lovemeow.com/man-saves-one-eyed-kitten-from-streets-what-a-difference-a-week-can-ma-2429386291.html
「彼の名前はアーメドさんと言いカイロ在住でした。彼はポピーの写真を私達に送ってくれ、ポピーがアメリカまでのフライトの準備が整うまでお世話をしたいと申し出てくれました」
米ニュージャージー州にある猫の保護団体Happy Homes Animal Rescue(HHAR)の代表はそう話します。
海外、特にアメリカの保護団体では国外で助けを必要としている動物にも
救いの手を差し伸べることはよくあることです。そしてHHARもそんな保護団体のようですね。
さて、お世話を買って出てくれた男性ですが、24時間体制でポピーのお世話や手当をしてくれたようで、
約一週間後には保護当初より随分状態が上がって来たのだそう。
そしてご覧ください。
ポピーの目や鼻の周りにあった脱毛が随分改善されているのがよくわかりますね。
ポピーがアメリカへ旅立つ日も間近かな?
お別れは辛いけど...
HHARの協力により、ポピーのアメリカへの旅が手配され、よりよい猫生を送れるチャンスが広がりました。そして2017年5月30日、ポピーはニュージャージーへの14時間の旅に出発したのです。出典:http://www.lovemeow.com/man-saves-one-eyed-kitten-from-streets-what-a-difference-a-week-can-ma-2429386291.html
こちらがポピーをお世話してくれたアーメドさんとポピーの空港でのお別れツーショット。
あれ?ポピーの片目が逆に!とお思いの方もいらっしゃるかと思いますが、
HHARのFacebookで調べたところ、アーメドさんのスマホカメラの設定がミラー反転になっていたようです。
余談はさておき、アーメドさんが手塩にかけてお世話をしたポピーとの永遠のお別れの時。
彼にとっては嬉しくもあり、寂しくもありと感慨深いものだったことでしょう。
環境の変化が起きる…?