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コンプレックスじゃない!疾病のあるニャンコが強い心を持てたきっかけとは?


 

変な顔だなんて言わないで

「ハーマンはとても愛らしい茶トラの猫で小脳形成不全という疾病をもって生まれました。」
出典:http://www.lovemeow.com/some-called-this-wobbly-cat-weird-looking-but-his-rescuers-know-he-is--2377154276.html

小脳形成不全とは、妊娠中に母猫が罹患した病気が原因でお腹の中の胎児の小脳の発育が完全に成されず、神経系統に生まれつきの疾病だそうです。体の平衡を保つことが出来ず、立ち上がるとよろけてしまうので、歩行もふらついて困難な例が多く、体全体の運動能力系統に障がいをもつ疾病の事を言うのだそうです。

ハーマンは下顎にも奇形が見られ、左下の牙が外側に突き出ていますが、このユニークな牙のおかげでハーマンの画像がネット上でも有名になったのだとか!
視力についてはハーマンは部分的に見えない視野があるようなので完全にものが見えている状態ではないのだそうです。

2013年の8月にハーマンはコロラドにある保護団体に連れてこられたのだそうです。彼を面倒みていた家族が障がいを持つハーマンをの世話をすることに疲れてしまったのが理由なのだそうです。
飼い主さんにとって、手放すにはそれなりの理由があったのでしょうね。殺処分などの選択肢ではなく保護施設にお願いをしたのは飼い主さんの愛情だったのでしょうね。

新しい里親さんに温かく迎えられて・・・

保護施設関係者からの紹介で短期間ではありますが、心ある里親さんがハーマンを迎えてくれたのだそうです。
出典:http://www.lovemeow.com/some-called-this-wobbly-cat-weird-looking-but-his-rescuers-know-he-is--2377154276.html

小脳形成不全の症状を持つ猫の世話はとても大変な事だと思います。平衡感覚がないので食事をするにも、自分とお皿との距離が分からずお皿を噛んで歯が欠けてしまったり、水を飲むにも顔を突っ込んでしまうので鼻に水が入ってむせてしまうそうです。立ち上がるとふらついてしまうので一日に数回のトイレの介助など、猫から目を放す事ができないでしょうね。

5ヶ月程、仮の里親さんのもとで過ごしたあと、カルフォルニアにある保護団体ミロ・サンクチュアリがその後ハーマンを引き取り里親となってくれたのだそうです。

「ハーマンはミロ・サンクチュアリで『生涯ケアプログラム』のもと、この施設を彼の終の住みかとして面倒をみる事にしたのです。」
出典:http://www.lovemeow.com/some-called-this-wobbly-cat-weird-looking-but-his-rescuers-know-he-is--2377154276.html

猫のスペシャリストのもと、ケアしてもらいながら暮らせるなんてハーマンはなんてラッキーな猫なのでしょう。ミロ・サンクチュアリがハーマンを引き取る決心をしたのも、ハーマンがとても頑張り屋さんで素敵な猫であることはもちろん、特別な支援が必要と分かったからなのだそうです。

自分の喜びを周りに伝える事ができる猫!

「ハーマンはお腹を撫でて欲しくてゴロンゴロンと寝て見せにくるのです。」

ミロ・サンクチュアリに来てすぐにハーマンはとても活発でおおらかな性格をしている事が分かりました。毎朝起きるとハーマンはお世話をしてくれる人間にゴロンと寝っ転がりお腹を見せて挨拶をするのです。

出典:http://www.lovemeow.com/some-called-this-wobbly-cat-weird-looking-but-his-rescuers-know-he-is--2377154276.html

朝からご機嫌な様子で挨拶してくれるなんて、お世話するスタッフをどれだけ喜ばせてくれるんでしょう。
お世話の苦労も吹き飛びますね。

「ハーマンはその動きをゆっくりと、ふらふらと前へ後ろへ繰り返し行いました。そのとき初めてハーマンが、嬉しい時に猫がやるフミフミの動作だと分かったのです。2年間もここにいますが、その行動を見せたのは初めての事だったのです。彼の様に障がいがある猫にとってこのような動作はものすごい進歩なんですよ。そのことが私の心を強く打ったのです。」
出典:http://www.lovemeow.com/some-called-this-wobbly-cat-weird-looking-but-his-rescuers-know-he-is--2377154276.html

ミロ・サンクチュアリに働くスタッフにとってハーマンがこの様に進歩を見せてくれることがとても喜びに違いありませんね。

小脳形成不全は悪化することはありませんが、根本的な治療がないのだそうです。猫自身が経験を通してふらつきなどの症状に対処できるように立ち上がり方を学習したり、自分で食事が出来るように成る、などの意味では症状の改善につながる事もあるそうです。

ミロ・サンクチュアリのパッツィーさんがハーマンについて教えてくれました。

「ハーマンは私たちに愛、強さ、そしてどんな障害があろうとも人生を楽しむことを教えてくれます。問題を抱えていて高度な支援や特別な支援を必要とする猫であってもその内面はとても強く、快活で、愛にあふれている事をハーマンが教えてくれたのです。」

出典:http://www.lovemeow.com/some-called-this-wobbly-cat-weird-looking-but-his-rescuers-know-he-is--2377154276.html

ハーマンがミロ・サンクチュアリに来て6か月後に、ハーマンと同じく小脳形成不全を患う子猫「ベアー」が引き取られたそうです。ベアーもまた体のふらつきにより歩くことができないそうです。ハーマンはそんなベアーに親近感を持ったのかもしれませんね。出会うとすぐにお兄さん役を引受けてくれたんだそうです。

今ではハーマンとベアーはとても良いコンビで一緒に居る事が多いのだそう。

ハーマンは持ち前の気立ての良さと、彼に与えられた困難にも折れない強い心で周りの人たちを魅了し続けているようです。彼は周りの猫とは違ってちょっとふらついたりするけれど、それが彼の人生の歩みを止めてしまう事ではなく自分の暮らしをとても愛していて、それをまわりに表現し続けているのだそうです。

彼は毎日保護施設のスタッフ達にゴロゴロと喉を鳴らして聞かせてくれるそうです。ハーマンの日々がどれだけ幸福に満たされているのかが分かりますね。

「心無い一部の人はハーマンの事を醜いとか、変な顔と言ったりもします。でも私たちにとってハーマンはとてもハンサムで完璧な猫なんです。ハーマンは猫としてとても良い素質を持っていて、そして自分の人生を愛しているのです。」

出典:http://www.lovemeow.com/some-called-this-wobbly-cat-weird-looking-but-his-rescuers-know-he-is--2377154276.html

いかがでしたか?
ハーマンはとても明るい性格で周りの人にありがとうと感謝の気持ちを伝えているのでしょうね!

ハーマンやベアーのように小脳形成不全の症状を持つ猫さんは多くはいませんが、少なくもなさそうです。障がいの程度は様々で全く歩けない猫ちゃんもいれば少しふらつく程度のコも居ます。もし、どこかでふらつきのある猫ちゃんを見かけたら優しくそっと手を差し伸べてあげて下さいね。

ミロ・サンクチュアリではハーマンがお腹をなでられてご機嫌の様子やベアーと遊ぶ動画を下記のURLで公開しています。ハーマンの足の動きがまるでカンフーの名手みたいだと評判になっているそうです!

 
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