瀕死の状態の犬を救え!
タールにまみれて路上に横たわる犬
それは暑い8月のインドでのこと。一匹の犬が熱くなったタールの池にはまってしまい、路上で身動きもとれず瀕死の状態で発見されました。そのタールは工事現場の資材置き場にあったタール缶から漏れ出し池のようになっていたのだそうです。出典:http://www.bbc.com/news/world-asia-india-29455047
ずさんな管理のため漏れ出したタールの池にはまってしまった可哀想な犬。どんな思いで池から這い上がり路上までたどり着いたのか考えると心が苦しくなります。
救いの手はもうすぐ!
タールまみれで一見何かわからなかったため、虫の息だったその犬は人々にその存在を無視され無情にも過ぎ去られてしまいます。しかし一人の心優しい人が犬のかすかな鳴き声を聞きつけインドにある動物保護団体アニマル・エイド・アンリミテッドにすぐさま通報してくれたのです。出典:http://www.bbc.com/news/world-asia-india-29455047
通りかかっては見過ごしていく人々の姿を見てどれほど「助けて!」と叫びたかったことでしょう。しかし人間捨てたものじゃありません。中にはそんな犬の心の叫びに耳を傾けてくれた人だってちゃんといたのですね。
その姿にショックを受けるレスキュースタッフ達
通報を受け現場に到着したレスキュースタッフ達は、その犬のあまりにも酷い状態にショックを受けます。出典:http://www.bbc.com/news/world-asia-india-29455047
「冷めたタールが岩のようにカチカチに固まってしまって、彼から自由を奪ってしまっていたのです」
アニマル・エイドの創設者の一人であるクレア・エイブラムスさんは取材に来たイギリスのニュース局BBCの記者にそう話します。
「その犬の目はキョロキョロしていて明らかにパニック状態でした。なにしろタールの絡みついた体では筋肉の一つも動かすことができない状態だったんです」
カチカチのタールまみれの犬を目前にしてショックを受けるのも無理はありません。一体どうしてあげたらいいのか、レスキュースタッフの皆さんは愕然とされたにことでしょう。しかし彼らは決してあきらめません。
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犬を助けるためにかかった時間は2日間。