「全国でウワサの地元食材」を3日(2021年12月)、司会の香川照之が「楽しみな時間がやってまいりました」と強調しての中継企画で取り上げた。最初は山梨県からだったが、30分ほど前に県東部を震源とする震度5弱の地震があったばかり。地元放送局のアナウンサーが緊張気味に伝えた。
地震は6時37分、その強さを示すマグニチュードは4.9。「外にいて、一瞬縦にドンと強い揺れがありました」と、甲府盆地を見渡す市川三郷町からUTYテレビ山梨の黒澤知弘アナ。その後にやっと触れた食材は80~120センチの長さが特徴(普通のニンジンは約15センチ)の「大塚にんじん」だ。
肉料理やマリネに
八ヶ岳の火山灰からできたという土で育つ。その場で生でかじった黒澤は「イチゴやリンゴと同じぐらい甘い」と一言。アナウンサーのつらいところだ。
三重県いなべ市からは「森のキャビア」ともいう「フィンガーライム」を紹介した。サイズ10センチほどだろうか、赤い実をとげのある枝からひねりとる。中はピンクや白の粒がいっぱいで、「かむと果汁があふれ、レモンほどの酸っぱさはない」(CBC中部日本放送の若狭敬一アナウンサー)、肉料理やマリネに使うとおいしいという。オーストラリア原産、まだ栽培農家が少ないためか、100グラム1万円することもある高級食材だそうだ。
(あっちゃん)