青森県のキリスト祭りや愛媛県の一人相撲祭りなど日本には数々の奇祭が存在しています。
富山県高岡市福岡町にも300余年続く奇祭が!
『福岡町つくりもんまつり』です。
五穀豊穣に感謝する伝統的なお祭りなんだそう。
「福岡町つくりもんまつり」は、昔、地元で収穫された野菜や穀物を、お地蔵さまにお供えして「五穀豊穣」や土地の守護を祈った「地蔵まつり」が起源とされています。その後、野菜や穀物をそのまま供えるのではなく、野菜や穀物をうまく組み合わせて装飾細工を施し、ゆかりのあるものや信仰されているものを模倣するようになったのが始まりといわれています。
そう、「福岡町つくりもんまつり」とは、野菜でできた「つくりもん」のお祭りなんです。
現在は信仰されているもの以外にも、話題となった出来事など時事ネタを題材にした作品も多く作成されているそうです。
これ、全部野菜でできるの!?と驚きを隠せない作品の一部をご紹介します。
▼ 2016年度の最優秀作品①迫力満点の「末広蘭綾王」
画像提供 高岡市
▼ 2016年度の最優秀作品②今にも動き出しそうな「新栄町歌舞伎公演」
画像提供 高岡市
まつり当日は、福岡町中心部に約40点ものつくりもん作品が!
各家々が作品の展示場となっているから驚きです。
福岡町つくりもんまつりは2017年3月に第21回ふるさとイベント大賞で最高賞となる内閣総理大臣賞を受賞しています。
日本一の祭りとして認定されたんですね!
▼ 「がんばれ熊本、加藤清正の虎退治」、カボチャの虎がリアルですね♪
画像提供 高岡市
▼ 修学旅行かな?船をバックにパシャリ☆
画像提供 高岡市
福岡町のある富山県高岡市は「日本遺産」の第一弾として認定された町でもあります。
つくりもんの作品を見て回りながら、「菅笠問屋の町並み」など古き良き町の景観を楽しむのもいいですね。
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内閣総理大臣賞を受賞後初開催となった今年の福岡町つくりもんまつりは、第21回ふるさとイベント大賞受賞記念「福岡町つくりもんまつり」と銘打って開催されました。
▼ 今年の大型の部優勝作品「末広ガネーシャ」。耳がパタパタ動くんです☆
画像提供 高岡市
▼ 今年の優勝作品「コイ舞」
画像提供 高岡市
これは…話題になったあの映画のあのシーン!?
感動が蘇るようですね!
福岡町へいってみよう!
300余年続く福岡町つくりもんまつり。
2017年は9月23日(土曜日)、24日(日曜日)に開催されました。
まさに、秋の収穫真っ盛りの時期ですよね!
▼ 山口県の錦帯橋、船の波はエノキなんです!(2016年度の作品)
画像提供 高岡市
北陸新幹線の開通で、首都圏からのアクセスが良くなりました。
来年の福岡町つくりもんまつりの際にはぜひ!そうでなくてもぜひ一度、福岡町に訪れてみてください☆
※許可を得て掲載しております。