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「2026年3月末の 3Gサービス終了やガラケー(フィーチャーフォン)終了などにともない、スマホネイティブ世代である子どもたちにも『世の中のコミュニケーションを支えてきたケータイの歴史を知ってほしい」
そんな想いで NTTドコモ が開いたキッズ向け親子イベントだけど、これ昭和生まれの大人たちも“懐オモ”だった!
ポケベルからのPHS、ガラケー携帯電話、スマートフォンという“通信機器トランスフォーメーション”を経験してきた昭和生まれ中年にとっては、なつかしいこといっぱいだし、あらためて歴史を振り返ることができておもしろい。
往年の名機「F503i」のおもちゃで楽しく学ぶ1時間
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そう痛感したイベントは、『~comotto × 雑誌『小学8年生』 F503i復刻記念 ケータイ史から学ぶ~懐かしのケータイ&親子プログラミング体験会』(2/16 @東京 両国 NTTドコモ歴史展示スクエア)。
この「ケータイ&親子プログラミング体験会」は、家族とともに子どもの成長を育むブランド「comotto」(コモット by NTTドコモ)のアクションのひとつで、雑誌『小学8年生』とタッグを組み、往年の名機といわれる「F503i」を再現したモックアップに、着メロ機能をつけた“ガラケーおもちゃ”を、雑誌『小学8年生』の付録としてつけて、2月下旬に発売するのにあわせて開催。
参加した親子たちは、NTTドコモ歴史展示スクエア 兼平泰之 館長といっしょに携帯電話の歴史年表をたどる講座と、プログラミングを組み上げながら着メロをつくっていくワークショップの1時間を体験した。
なつかしい、富士通の「F503i」とは
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ドコモ「F503i」は、富士通(Fujitsu)がつくった機種で、Java言語で記述された iモード携帯電話向け「iアプリ」が使える薄型デジタルムーバとして2001年に登場。
当時、NTTドコモiモード公式サイト内の「@Fケータイ応援団」で、F503i向けゲームなど専用iアプリコンテンツが無料で遊べたことなどでも話題に。
あれからもう、20年以上ときが経ったとは……(泣)
“小学8年生付録版 F503i” でプログラミングの仕組みを学べちゃう!
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“小学8年生付録版 F503i” は、プログラミング教育サービスなどを手がける e-Craft が開発主導し、雑誌 小学8年生と、NTTドコモ comotto がいっしょにつくった“通話できないおもちゃガラケー”。
スマホやタブレットと Bluetooth で接続し、遊びながらプログラミングの仕組みに触れ、実際にプログラムを組み上げると、オリジナルの着メロやミニゲームがつくれちゃうという e-Craft ならではのおもちゃ。
キッズたちの“すいすいプログラミング”にびっくり
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e-Craft がつくった “小学8年生付録版 F503i” ってことで、イベント「ケータイ&親子プログラミング体験会」(2/16 @NTTドコモ歴史展示スクエア)には e-Craft 額田一利 CEO が先生として登場。
キッズたちにプログラミングの基本を教え、“小学8年生付録版 F503i”の着メロをいっしょにつくっていった。
いやもう、さすがスマホネイティブ世代だし、保育園や幼稚園でもプログラミング教室がある時代ってことで、キッズたちのプログラミングは、立ち止まることなくスイスイとこなしてしまうのを目の当たりにして、びっくり。
“携帯電話年表”といっしょにたどるケータイ歴史散歩も楽しい
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昭和生まれの記者が、あらためておもしろい!と実感したのはもうひとつ。
プログラミング教室の前に、NTTドコモ歴史展示スクエア 兼平泰之 館長の案内による、携帯電話の歴史。
ここでは、これまで NTTドコモ が取り扱ってきた携帯電話類の実機展示をはじめ、当時の社会的背景や話題・流行も含めた“携帯電話年表”といっしょにたどるケータイ歴史散歩もできる。
兼平 館長の解説が、これまたおもしろかった。子どもたちも当時のガラケーや“肩掛け携帯電話”に、「なにこれ?」な不思議顔w
もっと知りたい! と想わせてくれた1時間
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ちなみに、ドコモでは機種コードに「0」が入る場合、ゼロといわずに「マル」という。
だから、ドコモ「F503i」は「エフ ゴーマルサン アイ」。
いっぽうで、新幹線 N700系は「エヌ ナナヒャッケイ」、通勤電車 209系は「ニーマルキュウケイ」「ニヒャクキュウケイ」、エアバス旅客機 A350 は「エー サンゴーマル」といった呼び方をするけど、「F503i」を「エフ ゴゼロサン アイ」「エフ ゴヒャクサン アイ」とはいわないの? って館長に聞くの忘れた(泣)。
こんど、また NTTドコモ歴史展示スクエア に行ったら聞いてみたい―――。
◆NTTドコモ「comotto」
https://comotto.docomo.ne.jp/
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