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“Fat”を使うと怒られる!? 失礼にならない体型を表す英語表現フレーズ


近頃は、いよいよ夏本番という暑さですね。海やプールといった夏のイベントに向けて、ダイエットをする方もたくさんおられる季節ではないでしょうか。筆者も、少しアイスクリームを食べすぎて、ややお腹周りが余ってきた気がします(笑)


「太っている」を英語で言う時に、fatという単語が出てくる方が多いかと思います。でも実は、fatには相手を侮辱するニュアンスがあり、対人では使ってはいけない単語です。でも、会話の中で、例えば誰かの背格好を説明するときなどに、「あのふくよかな人は誰?」と言ったり、親しい友人に「あなた最近ちょっとぽっちゃりしてきた?」などという時はあるかと思います。そういう時はどう言えば良いのでしょうか?


この記事では、体型を表す色々な英単語をご紹介します。そして、日本と海外での「理想の体型」の感覚のギャップについても、アメリカで最近流行っている「ありのままの自分を愛そう」といった美容キャンペーン(Doveの”real beauty”のような)に触れつつ、少しご紹介させれいただければと思います。


体型を表す英語表現フレーズ


英語_chubby_fat


使い分けたい「体型」を表す基本の英語表現


日本語訳してしまえば、同じような意味の英単語でも、ニュアンスはそれぞれ異なっています。以下では、「痩せている」と「太っている」を表すそれぞれの英単語について、ニュアンスの違いをご説明します。


「痩せている」を表す slim, skinny, fitの違い


「痩せている・引き締まっている」を表す英単語としては、



  • slim

  • slender

  • skinny

  • bony

  • fit

  • lean


などが使われます。


slimslenderは、「ほっそりした」という意味で男性と女性どちらにでも使えます。一方で、skinnyには「痩せっぽちな」という若干ネガティブなニュアンスがあります。特に、男性をskinnyと呼んでしまうと、「筋肉がなくてガリガリな」という意味になり、とても失礼になってしまいます。さらにガリガリに痩せて骨ばっている場合には、bonyと言います。


I want to know why Japanese people are so slim.

なぜ日本人がそんなに細いのか知りたいです。


You are so bony. You have to eat more.

あなたとても痩せてるね。もっと食べないといけないよ。


いわゆる「細マッチョ」など「細いながらも筋肉があり引き締まっている」と言いたい場合には、fitleanが使われます。さらに筋肉が増えると、ripped, muscular, tonedなどと言われます。


Wow, she is so fit. I cannot believe she had two babies!

わあ、彼女とっても引き締まってる。二児の母とは到底思えないわ!


「太っている」を表すfat, big, chubbyの違い


「太っている・ふくよかな」を表す英単語としては、



  • fat

  • chubby

  • curvy

  • voluptuous

  • big

  • large

  • massive


などが使われます。


人に対して fat を使うことはとても失礼だと考えられています。どうしても憎い人がいて悪口を言いたいという場合でない限り、fatという言葉は人に対して使わないようにする方が良いでしょう。「ぽっちゃりした」というニュアンスでは、chubbyという表現がよく使われます。このchubbyには、「ぽっちゃりしてかわいらしい」というニュアンスがあり、子供や赤ちゃんに対してよく使われます。


Look at that baby’s chubby hands! So cute!

あの赤ちゃんのぽっちゃりした手をみてよ!とってもかわいい!


Did you get a little chubby?

ちょっとぽっちゃりしてきた?


ふくよかな体型を婉曲的に表現する際、女性に対しては、curvy(曲線のある、凹凸のある)voluptuous(豊満な)がよく使われます。また、plus size modelなどのようにplus sizeという表現も最近はよく見かけます。


I am proud of being plus size.

ふくよかな体型でいることを誇りに思っているわ。


また、男性に対しては、bigやlarge, massiveという表現が使われるそうです。


上のどのような表現でも、相手とあまり親しく場合には、直接相手に「太っている」ということを示唆する事自体が失礼に当たってしまうのでお気をつけください。特にアメリカでは、肥満率が高く社会問題にもなっているのにもかかわらず、相手に太っていることを指摘するのは、タブー視されています。うっかり日本人同士のように、「ちょっと最近太ってきたんじゃない?」なんて気軽に言わないようにお気をつけくださいませ。一方で、肥満による健康被害は見過ごせない深刻なものなので、親しい友人には率直な意見を言い合えるようにしたいものですね。


社会問題やニュースについて話すときなど、もう少し固いニュアンスで「肥満」を話題にするときは、obese(肥満)overweight(太り過ぎの)を使います。


世界の「理想のスタイル」って?


国が違えば「理想のスタイル」も異なってきます。あるプロジェクトで、同じ1枚の女性写真を色々な国のフォトショップエンジニアに送って修正してもらった結果、国によって修正結果が大きく異なるという面白い結果になりました。日本人を始め、アジア人は比較的スリムな体型が好まれるのに対して、南アメリカなどでは女性的な曲線があるふくよかな体型が好まれるようです。もしご興味があれば、またご覧になってみてくださいませ。


筆者はアメリカと日本と両方に暮らしてみて、日本の女性は本当に体型に関してストイックだと思いました。日本では、カモシカのように細い女の子が、「ちょっと太ったからダイエットしなくちゃ!」と言っていて驚きます。日本で標準体型でも、アメリカへ行けば「なんでそんなに細いの?!」と驚かれます(世界の肥満ランキング24位のアメリカと、166位の日本を比べるのは少し極端かもしれませんが・・・)。


アメリカの「ありのままの自分の身体を愛そう」という風潮


アメリカでも、ヴィクトリア・シークレットのスーパーモデルのような、細くてスラっとした体型に憧れる女性が多いです。そのため、ぽっちゃり気味の女性は周りから馬鹿にされたり、自信を無くしてしまったりということも少なくありません。そんな中、モデルのように細く痩せることにこだわらず、ありのままの現在の自分の体型に自信を持とうという風潮が広がってきており、すこしぽっちゃり目のバービー人形が作成されたり、super size modelsが活躍したりしています。SNSなどでは、以下のようなスローガンが使われたキャンペーンが拡散されたりしています。


Curvy is sexier than skinny.

痩せぎすより、ふくよかな方がセクシーです。


Lose Hate, Not Weight.

ウェイトじゃなくてヘイトを減らそう。


Healthy is the new sexy.

ヘルシーが新しいセクシーです。


こういったキャンペーンは、女性のありのままの姿に誇りを持つことを応援する一方で、実際にある「肥満」という問題自体から目を背けてしまうことにもつながっているのも現状です。それはあまり良いことではありませんよね。自分のありのままの身体に自信を持つということは素晴らしいですが、医学的な観点からの「適正」な体型になるよう自己管理をするようにしたいですね。


以上いかがでしたか?筆者は、この秋からまたアメリカに移住予定ですが、前回留学した際には1年間で5キロ太りましたので、この後何十年もアメリカで過ごすと思うといささか不安です(^^;)

適度にworkout(トレーニング)しながら、fitな体型になれるよう目指して頑張ろうと思います!


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