提供:Conobie
妊娠したら…
妊娠が分かったら、一度は買ってみたかった「育児本」や「マタニティ雑誌」。
当時からよく読んでいました。
初めてのことを頭に入れておくのは、私にとって好きなことでした。
時間があれば、いつでも読みふけっていました。
本を読んでいく中で、”なんでもきちんとできる母親になりたい”と
いつの間にか、自分の中で母親像をつくってしまっていました。
寝ない…
泣き止まない…
初めてのことばかりで
何も分からない…
我が子は、あぐらの中でしか寝ないので、
私は横になれず、そのままの姿勢で寝ていました…。
頭が痛すぎて働けない…
身体が痛すぎて動けない…
今日も一日、
ご飯あげて、
おむつかえて、
泣いて、寝かせて…
その繰り返し…
……。
ああっ…また。
妊娠中に頭に入れ込んだマニュアルが
私の中で理想の母親像を作り、
「きちんとしなきゃ」「しっかりやらなきゃ」ばかり考え
それに反する行動をとると、不安を感じていました。
しかしなんとも軽い母の言葉は、
私にとっては重みのある言葉へ変わりました。
それでも実母に任せっきりで「のんびり、ゆっくり」は落ち着かなかったので
夕飯を作ったり、掃除をしたり
私なりに育児ではない時間をつくりました。
理想の母親像に縛られなくなった私は、
息子が元気で、毎日笑っていられる時間をつくってあげよう。
困った時は、自分の小さいころを思い出してみよう。
きっと答えはその中にあるのかもしれない。
だって私が、親になれているのだから…
そんな風に、ちょっと肩の力を抜くことができました。
そして…
あれだけ泣いていた息子チキですが、
その日から赤を着なくなったら、
よく眠るようになりました(笑)
こんな落とし穴が…!?
私のドタバタ育児の幕開けだなって思った日でもありました。
最後まで読んでくださりありがとうございました。