プロインタビュアー、そしてライターとしても活躍中の吉田豪さん。エゴサーチをライフワークといい、X(Twitter)でもポストやリポストを毎日続けている吉田豪さん。筆者から見ると炎上や論争とは程遠い考え方の持ち主なのですが、なぜかウザ絡みされてしまうことも多いんですよね。それって一体なぜなのでしょうか?
吉田豪、地下アイドルの性加害問題を語るも……
発端となったのは、こちらの至極真っ当な発言。地下アイドルに関しては、パワーバランスから考えても「枕営業」がほぼ存在せず、あるのは権力がある側や運営の一方的な「性加害」ですよって話。常人であれば、これだけで読み取れる内容ですよね。
「地下アイドルの枕営業」というフレーズが問題なのは、それだとアイドル側がのし上がるために自分の意思でやってるように思えるけど、実態としては力を持ってる側による性加害がほとんどなんですよ。ごく稀に自分の意思でやる子もいるかもしれないけど、それでも手を出す運営のほうが悪いって話です。
— 吉田光雄 (@WORLDJAPAN) September 18, 2023
普段から絡まれるのはおそらく慣れていると思われますが、この件に関しては延々とズレまくった指摘を豪さんが親切に説明を続けるという図式が……。
これ違和感あるなあ。今の時代に枕やる子で強要されてるケースってどれくらいあるんだろう?
オレが直接見知った話に限ると、枕やってでも目立ちたいとか、他の子を出し抜きたいって奴がすげえ多いんだけど。
ただ、吉田さんの立場ではそれは言えないって事情もわかるけどね。 https://t.co/7h9gj4odNT
— 荒井禎雄(専業主夫を志望するフリーライター) (@oharan) September 18, 2023
全部拾うとキリがないので、内容が気になる方は追ってみてください。まともな感覚をお持ちであれば、吉田豪さんすげぇな!がんばれ!ってなると思います。
「逃げたい」……。あなたの読解力が低すぎて話が噛み合ってないだけなんですけど、続けたいんだったらまだやりますよ。じゃあ、あなたが言っていた「直接見知った話に限ると、枕やってでも目立ちたいとか、他の子を出し抜きたいって奴がすげえ多い」っていうのは、どこの界隈の話なんですか? https://t.co/CuHvZdOFIJ
— 吉田光雄 (@WORLDJAPAN) September 18, 2023
これを見ていた人たちは……
・噛み合わない話をし続けて相手が呆れたら案の定勝利宣言…。
・こんなに読解力のない人がフリーライターやってるのか…
・このライターの人分かってなさすぎで悲しくなる。読解力もリサーチ力も想像力も無い…。
・論点ズレまくってる相手に根気強く相手して偉いです。
そりゃそうなりますよね……たまに誤解して謎の絨毯爆撃を仕掛けてくる人もいますけれど、基本的には論点ズレまくりで豪さんに同情してしまいます。
なぜ「吉田豪」はウザ絡みされてしまうのか……
言っていることは真っ当、特に炎上をするような内容でなくても絡まれてしまう。筆者の個人的な見解はこちら。
1:発信の内容がまともだからこそ、反対に「ヤバイ人」から出てくる
もし吉田豪さんがお門違いなことを発信するのであれば、反対意見を出してくる人たちが「まとも」ということになります。しかし、今回の件に限らず「正論」や「誰もが納得できる内容」であると、そこに反対するのはどうしても「話が通じない人」となる可能性が高いわけです。
更に彼は基本穏やかで感情的に話をしないため、それに付け込んで「とんでも理論」をぶち込んでくるような人が多いように感じました。
仮に豪さんが「修学旅行で除きをするのは男子高校生なら当たり前」的な、どうしようもないゴミ発言をする人であれば、反論側は呆れて放置するかそもそも絡んで来なかったりするわけですよ。実際にそんな発言するのが、のうのうとテレビに出られるような世の中ですけれど……。
2:得意分野の愛好家(マニア)に面倒なのが多い
これは賛否あると思うのですが、筆者はプロレス&アイドルマニア。いろんなジャンルの趣味がありますが、この界隈は民度が高いとはとても思えません。みんなが悪いわけじゃないんです「手のつけられないほど危ない」人を見かける頻度が異様に高いわけです。
しかも圧倒的に知識のあるマニアというよりも、プロレスでいうならメジャー団体以外全く知らなかったり、アイドルでいえば今回のように「地下アイドル」とは何かすらわからない、そういった人たちが有識者である豪さんに噛みついては周りに諭される……常にそんな感じ。
ラストアイドルの審査員だった時のこと、まさに炎上の理由は「コレ」に尽きるのではないでしょうか。どう考えても炎上するようなことではなかったですよ、あの時のこと。
3:優しすぎて相手を諭してしまう
また、本人が優しすぎるというのも絡まれやすい原因ではないでしょうか。私なら「しらねーよ、バーカ!」と言ってしまいそうな暴言に対しても、しっかりと理路整然とした内容で相手と会話しているのを見かけます。
けんか腰にならず、しかも論点はしっかり抑えて隙を見せることなく話を進める。そうこうしているうちに相手にボロが出始めて自爆していく……コレが強さであり優しさなのかなと。
そんな吉田豪さんご本人がリポストしていたご意見。やっぱり筆者は、豪さんが大好きとしか言いようがありません……すげえよ。
吉田豪嫌いだけど今回ばかりは吉田豪が正しいわ
— ぶらいあん a.k.a. くま (@brian_mizumono) September 19, 2023
今回の件はどう考えても「通り魔」のようにウザ絡みをされていますが、彼にとっては日常茶飯事といったところでしょうか。ただ、そんな吉田豪さんが、意外にもこんなことでイラッとしてしまうこともあるそうですよ……確かに気持ちはわかります。