近年はコロナウイルスへ多くの人が心配を寄せています。今後年末にかけてどのような状態になっていくのか、不安を抱える人が多いでしょう。またそういった感染病と同じくらいかある意味それ以上に恐ろしいのが突然起きる自然災害です。地震や津波を思い浮かべる人が多いかもしれませんが、同じく恐ろしいのが火山に関連する災害です。現在ネット上では火砕流の危険性が話題になっています。
ジャワ島での火砕流の映像が話題に
BREAKING: Large eruption at Indonesia's Mount Semeru pic.twitter.com/UO78ZekatP
— BNO News (@BNONews) December 4, 2021
インドネシアのジャワ島にあるスメル山が噴火、多くの死傷者が発生する緊急事態となっています。現時点で13人が死亡、100人近くけが人が発生しており、被害の拡大が心配される状態です。
700℃を越えるマグマ由来粒子と気体の混合物が
条件次第では時速数百㎞の速度で迫ってきて
体積が軽すぎるので水上でも止まらず
何もかも飲み込み進行量と速さが絶望的すぎ始まってからでは遅く、
対策は「より早期に、より遠方に避難」だけで
根本的対処法は『なし』…— 未記入です (@inuPTA) December 4, 2021
この報道を受け、「どれくらいの危険があるものなのか、理解している人は少なそう」「知らない人だと煙が上がっているくらいにしか見えないかもしれないが、火砕流の危険度は非常に高い」といった投稿がTwitter上に多く寄せられています。
そもそも火砕流とは何なのか、ということですがウェザーニュースによりますと
火砕流は高温の火山灰や岩石、火山ガス、空気、水蒸気が一体となって山を流れ下りるものです。その速さは時速数十キロメートルから数百キロメートルで、その流れの先にいた場合、避けることは不可能だといわれています。
引用:ウェザーニュース
ざっくりと上記の説明を見るだけでも非常に恐ろしいものであることが窺えますね……。高温の火山灰や岩石といったものが物凄い速さで迫ってくる場面を想像しただけでゾッとしてしまいます。
『1991年6月3日、雲仙普賢岳〜〜43人が犠牲になり〜〜
報道関係者16人、消防団員12人、一般人6人、タクシー運転手4人、火山研究者3人、警察官2人です〜〜消防団員や警察官は取材者に警戒を呼びかける中で、タクシーの運転手は取材者に同行する中で、巻き込まれました。〜』https://t.co/zOy5nzZcue— tsuruha弦羽 (@tsuruhado) December 4, 2021
また今回の報道は海外のものですが、火砕流により大きな被害が発生したことは日本でもあります。30年前に発生した雲仙普賢岳の火砕流では、多くの方が被害に見舞われました。この災害のことは多くの国民が記憶しているのではないでしょうか。
あわせて火砕流に関する対処法、危険の回避方法といったこともSNS上では話題になっていますが、具体的な対応方法といったものはなく、現実的なところでは”不用意に火山に近づかない”ということになりそうです。
以前にも火山の話題がありましたが、冒頭でも触れたように感染病への対策はもちろん自然災害への警戒も忘れずに過ごす必要がありそうです。
source:ウェザーニュース