2021年の「土用の丑の日」は7月28日。うなぎはスタミナ食でもあり、夏にピッタリですよね。甘辛タレがしみ込んだうなぎのふわふわした身、上品な脂の旨味、香ばしい香り、タレのしみ込んだご飯と一緒に口に運ぶと、もう~たまりません。筆者はうなぎが大好きですが、高価で頻繁に食べられないのが玉に瑕。今回は駄菓子の「蒲焼さん太郎」がうなぎの代用にならないか、うな丼、う巻き、お吸い物を作ってみました。
蒲焼さん太郎
駄菓子屋さんでは、定番のお菓子ですよね。コンビニでも販売されていて1枚14円(税込)です。(※2021年7月時点)高価なうなぎを1枚買うのも躊躇してしまう筆者ですが、蒲焼さん太郎なら10枚、20枚どどんと買えちゃいます。蒲焼さん太郎の原料は魚肉すり身、小麦粉、イカ粉などで出来ていて、しょうゆ、みりん、砂糖、香辛料などです。
また、パッケージに書かれた説明は下記の通り…。
おさかなのすり身にイカ味を混ぜ合わせて、板状にのばし、食べやすいようにカットしてオーブンで焼き上げました。その後しょうゆ、みりん等で味付けして蒲焼風に仕上げています。
引用:やおきん
うな丼にしてみた
アツアツご飯に、蒲焼のタレをご飯に適量かけて、その上に蒲焼さん太郎を2枚乗せ、その蒲焼さん太郎の上からも追いダレをかけてみます。
美味しそうな見た目です。蒲焼さん太郎がパリパリ過ぎて、ご飯と一緒に口に入れられなかったので、キッチンばさみでカットしてみました。
いっただきまーす。ん?か、固い・・・。蒲焼さん太郎が固すぎるのが第一印象。でも、味は良いです。蒲焼のタレとアツアツご飯、蒲焼さん太郎が三位一体となっています。この固さをクリアできればもっと美味しくなりそうです。お好みで山椒をかけてもより味わい深くなるかもしれません。
う巻き
うなぎを卵で包んだ、う巻きはおかず感もあり、満足できる最高の一品ですよね。今回はこのう巻きももちろん、蒲焼さん太郎を使って作っていきます。
材料は卵2つ、白だし小さじ1杯入れ混ぜ合わせたものを、小さめのフライパンに油をしき流し込みます。小さくカットした2枚分の蒲焼さん太郎を中央に置き、両サイドから包み、裏返して少し焼きます。
そして、カットして完成です。
食べてみます。まずは、一口。これ、かなりの美味しさです。中に入れた蒲焼さん太郎のパリパリ感が皆無。かまぼこのような食感に近づき、柔らかくなっていて卵と馴染んで美味しい~。お弁当のおかずに入れても喜ばれる味です。
お吸い物
続いて、お吸い物を作っていきましょう。うなぎと言えば、うなぎの肝が入った肝吸いですが、もちろんここは蒲焼屋さん太郎の出番です。永谷園の松茸の味のお吸い物、薬味にねぎ、蒲焼さん太郎をカットしてお椀に入れ、お湯を注いで完成です。簡単ですね。
鼻孔をくすぐる、良い香りが漂ってきます。口に入れると風味豊か、おぉ~っ美味しい。松茸のお吸い物の邪魔をせず、蒲焼さん太郎についている調味料がお吸い物に良いアクセントを与えてくれています。この蒲焼さん太郎もパリパリ食感はありません。柔らかくて、お吸い物の具としてアリです。
結果、蒲焼さん太郎を使った、う巻き、お吸い物は美味しいのでリピート必至です。ただ、うな丼は固ささえクリアすれば、もっと美味しくなりそうです。水を入れた鍋に蒲焼のタレ、蒲焼さん太郎を入れて煮込んだりすればより美味しくなりそうです。
でも、やっぱり美味しいうなぎを気兼ねなく食べたいですね。
うなぎと言えばファミマの「ごちむすび 炭火焼うなぎ」、240円ならひつまぶしの代わりになる説検証も話題になっています。
Source:やおきん