Twitterだけでなく、SNSはウソだらけ……Webニュースサイトもゴシップ誌などもそうですし、あのひろゆきさんは「うそはうそであると見抜ける人でないと(掲示板を使うのは)難しい」という名言を残されています。そんなウソで塗り固められた世の中ですが、最近では先述のような「ウソ」を洗脳や戦術的に垂れ流す時代……そんな時代にメスを入れるTwitterの機能が話題になっています。
Twitterのファクトチェック機能、コミュニテイノートとは
Twitterだけではないけれど、SNSには真偽の程がわからない内容や、そもそもミスリードさせるために作られた文章も散見されてます。そんな「誤解を招きかねない」文章をユーザーが協力して「正しい情報を提供する」といった機能です。
言葉にすると難しいのですが、実際に目にしてみると本当に「有能」な機能だということがわかりますよ。
コミュニティノートは、Twitterでより正確な情報を入手できるようにすることを目的に作られた機能です。この機能により、誤解を招く可能性があるツイートに、Twitterユーザーが協力して背景情報を提供することができます。協力者はあらゆるツイートにコメントを残すことができ、十分な数の協力者がさまざまな視点から「役に立った」と評価すると、そのコメントがツイートに表示されます
引用:Twitterコミュニテイノートについて
実際に見るとこんな感じ……これはわかりやすい!
内容に関しては「感じ方」の違いがあると思いますので触れませんが、こちらのツイートを見ていただければ機能についてはわかりやすいかと。
内容に関して補足や誤りを指摘されている場合は「閲覧したユーザーが他のユーザーにとって役立つと思う背景情報を追加しました」という文言と共に「情報」が追加されます。
疑念だらけ
原発処理水の放出にお墨付き…IAEAは本当に「中立」か 日本は巨額の分担金、電力業界も人員派遣
IAEAはどこまで信を置けるのか。かねて日本政府は、IAEAに巨額の分担金や拠出金を支出してきた。IAEAのお墨付きは、中立的な立場から出たと受け止めるべきか?https://t.co/iweVOSDczA pic.twitter.com/1QqdUkSDR8
— 望月衣塑子 (@ISOKO_MOCHIZUKI) July 8, 2023
その情報が正確かどうか、役に立ったかどうかを評価することにより信憑性が高まります。「役に立たない」と評価された場合は、表示されなくなるようです。
この機能によって、いままで「うやむや」だったり「ミスリード」を誘うような記事やツイートが、正しく判断されるようになることを期待しましょう。
Twitter上の評判は……
・ファクトチェック機能が有能すぎてとっても良い
・正しい内容を書いても「内容が気に入らない」で低評価爆撃するとどうするんだろう
・いつかの動物園から獰猛な動物が脱走したみたいなフェイク画像もこの機能があれば被害者が少なくなると思う
・Twitterにファクトチェック機能が出来たからスレッズ乗り換えキャンペーンやってたんかなマスコミ
有能だという意見が多いものの、正しい指摘でも低評価をされた場合はどうするんだろうと疑問を投げかける声もありました。また、Twitterのファクトチェックを避けるために、マスコミがスレッズの特集を組んでいたと訝しがる人も……。
筆者としては、今まで野放しだった「ミスリード」を誘うツイートの意図を見抜くというという点で、コミュニテイノートは大きな役割を果たしてくれるものと期待しています。
現在は「脱Twitter」の声も大きくなっていますが、機能面では他のSNSをリードし続けるTwitter陣営。まさかの爆サイなどという声もありましたが、なんだかんだいってTwitterの時代はもう少し続きそうな気がします……なんとなくですけれど。
画像参照元:Pixabay