10月16日に、宅地建物取引士資格試験(宅建試験)が行われました。筆者は今回宅建試験を始めて受験しましたが、「は?なにこれ、過去問にこんなのなかったじゃん!」という問題が数多く出題され、問題を解きながら心の中で突っ込むという事を繰り返しました。その中でも、特に気になったのが問7で出題された『失踪宣告』問題。もうこれって2時間ドラマのサスペンス事件並みで、宅建関係なくない?
宅建試験のために猛勉強!
宅建試験は合格率わずか15%ほどの国家資格ということもあり、難関試験。
筆者は6月から勉強を始め、約5か月間勉強してきました。
子育て世代の専業主婦という事もあり、専門学校へ行くお金も時間もなし。YouTubeで無料動画を視聴し、無料の模試をダウンロード。購入したテキストは3冊のみと、かなりの貧乏受験生。
過去問を何度もやりイメージトレーニング。
YouTubeを見て、講師の先生が熱を入れて説明している過去には出題されていないけれど、ヤマとなる出題ポイントを頭に入れておくなど、できる限りのことをして当日試験会場に向かいました!
失踪者が生きて戻ってきただと!?まるでサスペンス事件で無理ゲー
いざ、試験会場へ!
今まで過去問に出題されていない、初見の問題は10問くらいあると考えていた方がいい。と念頭に置いてはいたものの、実際に問題を見て驚愕した問題が問7。
Aさんが家庭裁判所から失踪宣言を受けて、死亡扱いに。その後、Aさんの土地を相続人が相続し、相続後に売却。
売却した後に、なんとAさんが生きていたことが判明!なに勝手に土地売ってるんだ!!こんな売買無効だ無効!!
と、Aさん騒いだかどうかは知りませんが、この場合、売却されてしまった土地の所有権を対抗できる場合はどれか選びなさい。という問題でした。
失踪者が生きて戻ってきたとか、もうサスペンスドラマですよ……。
過去問にも当然出たことがないので、ネット上は大荒れ。
「宅建試験の権利で失踪者出てきたけどそんな問題出すなよ。いつ使うんだよ。」「失踪者が生きてるとか、宅建と程遠い感じあったな。」「今年の珍問は失踪者か。」「今年は失踪者が生きていて。来年あたり殺人事件起きないですかね?宅建サスペンス劇場ですよ。」「失踪者が現れ文句付けたりと、実務でぶつかったら、頭抱える事象のオンパレード。」「今年の宅建は面白すぎた。失踪者が出てきた時どうしようかと思った。」と、コメントが寄せられていました。
失踪者問題はもとより、IT重説の会話の内容がチンプンカンプンだったり、親権を放棄したい親が登場、二重転売しまくる悪徳業者などなど、サイコパスな登場人物がたくさん登場してきました。
宅建試験が、無理ゲーレベルに突入したと感じた筆者でした。
しょうがないので頭を切り替えて、来月試験がある賃貸不動産経営管理士に完全シフトしていきたいと思います!
source:一般財団法人 不動産適正取引推進機構