「龍角散」と聞くと、ほとんどの人はのど飴を思い浮かべるでしょう。コンビニなどで手軽に買うことのできるのど飴の定番として、すっかり私たちの生活に馴染んでいます。そんな龍角散ですが、元々は粉末タイプが主流でした。そこで気になる粉末タイプの使用感や、のど飴との違いを確かめてみました。
粉末タイプの龍角散
声が枯れてしまって龍角散のど飴舐めてたんだけど治らず、めそめそしてたら合唱団所属の編集者氏から「粉や!龍角散は粉!」と言われて飲んだら、一発速攻で全快したんやがなんなんこれ……こんな粉が末端価格657円でドラッグストアで買える国やばすぎ pic.twitter.com/aklMRFcfS7
— 岸田奈美 (@namikishida) September 3, 2021
のどに違和感があるときには、龍角散に頼るところでしょう。しかし、龍角散といっても今回話題なっているのは、粉末タイプの龍角散です。
これは医薬品なので、ドラッグストアに行かない限りほぼ見かけることはないでしょう。医薬品だけあって、のど飴よりも効果は抜群のようです。
龍角散の歴史
- 江戸中期龍角散は秋田藩(藩主佐竹侯)の家伝薬として伝えられてきた。
- 江戸末期藤井正亭治が改良を加え、『龍角散』の名がつけられる。
- 明治4年東京神田で創業。
- 明治26年初代藤井得三郎が微粉末状の製剤を完成。
引用:https://www.ryukakusan.co.jp/company#company_01
龍角散のルーツは、江戸まで遡ります。元々は家伝薬として伝えられてきた龍角散は、明治には微粉末状の製剤となり、平成には医薬品として販売され始めます。
粉末の医薬品として馴染んだ龍角散は、その後の企業努力により平成23年に「龍角散ののどすっきり飴」として販売されます。定番となったのど飴も、まだまだ最近の話だったんですね。
粉末タイプの龍角散を買ってみた
ドラッグストアで龍角散を購入してきました。店員さんに聞くと、すぐに龍角散の場所がわかりました。即答できるほど、ドラッグストアでは定番なことがわかります。パッケージは飴よりもシブいですね。歴史を感じるデザインです。
中には銀色の缶が入っていました。中身が無くなったあとは、小物入れにすれば誰とも被らないものになりそうです。
大人は山盛り一杯を服用するようです。味は飴のような甘さはなく美味しいとは言えませんが、龍角散っぽい独特な風味があります。
龍角散ののどすっきり飴と比べてみた
せっかくなので、龍角散ののどすっきり飴と比べてみます。
見た目はさすがに全然違いますね。お菓子なので、甘さがある分段違いで美味しいです。ハーブ系の風味もあるので、薬の方とは全然違う味わいです。
成分を比べるとその違いは明らかです。ほとんど共通している部分はないですが、独特の風味に近いものを感じるのは、恐らく香料からきているのかもしれません。
皆さんも喉に違和感があるときには、粉末の龍角散を飲んでみてはいかがでしょうか。
飴といえば、サクマいちごみるくvsアメハマいちごミルク、どちらが美味いか実物を用意して比べてみました。
source:株式会社龍角散