北海道は、寒い。試される大地とはよく言ったもので、その厳しすぎる寒さの影響によって色んな危険が潜んでいるのだ。今回話題になっていたツイートは、道民ならば誰でも「わかる」と言ってしまうけれど、道民以外はあまり聞きなれないようなもの。しかし、先日流氷で流された大学生のように、守らないと命にも係わる注意喚起です。
道民の心得
北海道生まれの子がその昔「流氷に乗ったら死ぬ、キツネを触ったら死ぬ、ツララの下に立ったら死ぬ、外が真っ白な日に外に出たら迷って死ぬ、雪の上でうまく歩けないと転んで頭を打って死ぬ、クマに会ったら死ぬ」みたいなことを色々教えてくれました…命を守るために子供の頃に叩き込まれたとのこと。 https://t.co/Ax0hmDSOoR
— ちらいむ (@chilime) February 13, 2020
北海道で生まれ育った人は間違いなく幼いころに親に口をすっぱく言われていた事。流氷に流されると死ぬ、キツネを触ったら死ぬ、つららの下に立ったら死ぬ、外が真っ白な日に外に出たら迷って死ぬ、雪の上でうまく歩けないと転んで頭を打って死ぬ、クマに会ったら死ぬ、という6か条。実際に北海道民の筆者もコレ、死ぬほど聞いてきました。
流氷に流されると死ぬ...?
流氷はマジで乗るの危険…流氷によって死ぬというより落ちた時点でとんでもなく冷たい塩水なので寒くて死ぬ(ゴールデンカムイ-初対面で川に落ちた杉元と白石参照)
(海面が氷で塞がる恐怖は宝石の国-フォスの腕を探すアンターク参照)— 紅月直夜@3/8黄金暗号【ナ39a】 (@naoyaKG) February 13, 2020
九死に一生を得た「流氷の上で写真撮影してた大学生」に関しては本当に運がよく、陸に向かって流氷が流れてくれて本当に良かったです。極寒の海に落ちたら、本当に何分も動いていられないでしょう。
道民にとっては「あるある」
流氷はしょせん氷。のるもんじゃない。(のりたいなら体験ツアー)狐はエキノコックスあるから触らない近づかない。軒下に立つと氷柱落ちてきてささることあるから近寄るな。うん。わかる https://t.co/TskfkAvRD3
— 翠石【2/23西1ソ30b】 (@midoisi3) February 13, 2020
実際にキツネにはエキノコックスと呼ばれる寄生虫がいることがあり、人にもうつるため大変危険。そして冬の時期ならどのお宅にも出来るつららの大きさも、大きいものだと長さ3メートルくらいのものもあるので、頭に当たるととんでもない事になってしまいます。子供の頃は無邪気にキツネに触ろうとするし、つららを剣にしたいがためつららに近づくこともあるので、大人の人に怒られてました。
他にも、こんな事に気を付けて
冬の警句ですと「真冬の公園で遊ぶ時には素手で鉄棒を触るな、口をつけるな。くっついて取れなくなるぞ」というのもあります。https://t.co/68KEtAGUKx
— けむ (@chilican_tw) February 13, 2020
実際旅行で来ている人で、氷点下の外で鉄に触ってしまい、くっついてしまうこともあるようです。気を付けて。
私の生まれは北海道じゃないけれど
この方のおっしゃる事にプラスして
道路脇の雪山に登ったら死ぬ、除雪車の死角に入ったら死ぬ、融雪槽に落ちたら死ぬ、雪庇のせり出しの下は死ぬ、除雪機の近くで遊ぶと死ぬ、って事を耳タコな位に子供に言い聞かせて育ててます… https://t.co/I12UR3Senk— ピス (@pisces_pis) February 13, 2020
除雪作業車等は、普通の乗用車に比べて非常に周りが見え辛く、しかも音もうるさいため周りで遊んでいると死んでしまいます。子供には要注意です。
このように、冬の北海道をなめてかかると本当に死んでしまう事があるため、旅行などで訪れた際はこの注意喚起を思い出してくださると幸いです。
画像掲載元:写真AC